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side...You
"あんたなんかいらない!!"
"ごめんなさい"
"あんたのその目がすごく嫌いなの!!"
"ごめんなさい、、ごめんなさい、、、"
久しぶりにあの夢を見た
暗くて苦しくて地獄のような日々
フワッと鼻をかすめる優しい匂い
"大丈夫。大丈夫だよ"
全身が温もりに包まれてすごく居心地がいい
薄っすらと光が見えてきて、ぼんやりと誰かが目の前に居る
誰かが目の前にいる?!!
『え!!!!』
ものすごい勢いで飛び起きると、見覚えのない部屋にいて、見覚えのない服を着ていて
まだ少し重たい頭を必死に働かせるが、タクシーに乗った後の記憶がない
右側に温もりを感じて
恐る恐る、後ろを振り返ると
『し、、白濱さん、、、』
亜「起きた。」
少年のように無邪気に笑う彼がいた
『あ、、あの、、これは、、どうゆう、、、』
段々声が小さくなっていく私に、優しく笑いながら説明してくれた
『、、、雨の中無邪気に走ったり、こんな訳のわからない女を家に上がらせて、白濱さんに何かあったらどうするんですか!』
亜「ごめんごめん笑 でも俺はすごい楽しかった!ありがとうね」
お礼を言うのはこっちなのにエレベーターでの出来事には触れず、"ありがとう"と言える白濱さんが眩しかった
『、、着替えさせてくれたんですか?』
亜「見てないよ!!変なこともしてないよ?!!あのままだと熱が余計に酷くなると思って!本当だよ?!!」
慌てて必死に弁解する姿が可愛らしくて、こっちにまで笑顔が伝染した
『、、ふふ、、本当にありがとうございます。助かりました、、それと、ご迷惑お掛けしてすみません』
亜「ううん、元はと言えば俺が悪いし、ごめんね」
あったかいものでも入れまーす!とベッドから飛び降りてキッチンへ向かう
去っていく彼の後ろ姿を見つめながら、
徐々に冷静になって、周りを見渡せば
すごくいいマンションで、
あの大人気アーティストのベッドの上にいて
おまけに彼の服を着ていて
こんな事がバレたらファンの人に滅多打ちにされるんじゃないかと
自分の身を案じた
だけど、白濱さんが抱きしめてくれた時、
すごく安心したのは確かだった
.
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七海 - 物語一気に読んじゃいました。 沢山の直しを言ってしまいすみませんでした...。 (2020年5月7日 2時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
七海 - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 42.のここの部分 マネージャーと電話を切って、スマホの灯りで彼女の表情が薄っすらと見えた これのが抜けてませんか? 正しくはマネージャーとの電話をではないんでしょうか? (2020年5月7日 2時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
七海 - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 34.のここの台詞 『仲間に手を挙げるのは良くないですけど、よっぽと勇気が要りますし、それ位相手を思ってないと出来ないですよね これ正しくはよっぽど勇気がではないんでしょうか? (2020年5月7日 2時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
七海 - あと、メイクするのに白濱さんが痛いと、、』 これのが抜けてませんか? 正しくは口角月少し切れてるので、ではないんでしょうか? (2020年5月7日 2時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
七海 - 何度も続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 29.のここの台詞 『ある程度は薄くなるので、雑誌の撮影は修正を少しかければなんとかなると思います。ロケはさすがに目立つかもしれないですね。口角が少し切れてるで、、、 (2020年5月7日 2時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nohana | 作成日時:2019年5月14日 22時