ボーダーライン

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side...Alan








エレベーターが着くのを待つ間、雷まで鳴り出して、2人で空を見上げる









亜「急にすごい雷雨だね」







『、、、はい』







彼女の異変に気付く事なく、エレベーターが着いた事を告げる音が鳴る







先に入るようにドアを押さえてくれ、俺が乗った後に続くAちゃん







静かにエレベーターの扉は閉まる








ゴロゴロでも無く、





ドシャーンッッッ！！


ってくらいの音が鳴るのを聞いて、近くに雷が落ちた







そう思った時だった









亜「え？！！」







エレベーター内の電気が消えて、真っ暗闇になる







亜「停電？！」






手探りで色んなボタンを押すにも反応がない






亜「まじかよ、、、、









Aちゃん？」









何の声も発さない彼女の名前を呼んでも返事が無い








手探りで彼女を探して、肩に触れると








震えていた









亜「どうした？！大丈夫？！！」









徐々に息遣いが荒くなって、震えが止まらない








亜「Aちゃん？！！しっかりして！大丈夫だから！！」









『、、っ、、、さい、、、』









亜「え？！」









『、、ごめんなさいっ！！ごめんなさいっ！！！』








亜「ちょ、落ち着いて！！大丈夫だから！！」








『ごめんなさいっ！！もう、、やめて、、ごめんなさい、、』







急に泣きだして呼吸が荒くなる彼女




この状況にどうしていいか分からず抱きしめる









『ごめん、、なさい、、』








亜「大丈夫。大丈夫だから、、」







何に対して謝ってるのか分からないけど、とにかくAちゃんを安心させたくて強く抱きしめる事しか出来なかった









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