男性声優さんたちと。６

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何か質問されてるな‥、とぼんやり聞こえた
少し低めの声に、目を開け見上げる

『えっ、うわぁ、ええ！わたし！寝て‥？！』

慌てふためくのはこの状況と顔の近さ
びっくりするしかないわこんなん、何してんだわたし‥！

ていうか、

『な、なか、中村悠一さん‥、ですか‥』

中村「おはよう。(笑)よく寝れた？(笑)」

どうやら、わたしはあろうことか寝ていたみたいで。
しかも肩を借りていたのは中村さんだったみたいで。

最早どこにびっくりすればいいのかわからない。
声は震えている。


『あ、あの。肩、わたし、肩お借りしてましたよね‥重かったでしょうに‥！ほんとに申し訳ありません‥！』

とりあえずご迷惑おかけしたのでぺこーっと謝る

中村「あはは、大丈夫だよ。俺鍛えてるし。
何の迷惑にもならなかったよ〜！気にしないで。」


？「お〜〜い！お待たせ〜〜」

『！？！』

もう声が出ないや。この２人の仲良しさは知ってたけどこうやって見れる日が来るなんて‥

中村「お、杉田ありがとう。はい、お水飲みなね」

杉田「君の為に買ってきたよ〜〜。」

なんのご褒美なのかな、これ‥
ずっとイケボなんだけど。(？)

もう目の前の光景に酔いも吹っ飛んでるが
お水を差し出してくれる手は引っ込む様子がないので
ありがたく受け取る

『お水、ありがとうございます‥！
何から何まで‥！ご迷惑おかけしてすいません‥！』


中村「本当に俺らは大丈夫だよ。お水も余計なお世話だったらごめんね？」

すごく、すごく優しい。

声から伝わる。

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