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デジャブ・・・からの5 ページ5

安室はせっかく誘ってくれたので、言葉に甘えて家に上がる。
ポアロまでまだ時間があるとはいえ、休んでほしいので、少ししたら帰ろうと思っていたのだが。

「お邪魔しま・・す?」

玄関に入った瞬間安室の動きが止まる。
そして見渡すように視線だけをゆっくりと動かす。
先に上がっていたAは安室が玄関に立ち止まっている事に気づき「どうしましたか?」と尋ねる。
Aの声に安室は何事もなかったかのように「いえ、久しぶりに上がったのでつい・・すみません」とお得意のポーカーフェイスで誤魔化す。
さすが現役潜入捜査官。表情が読み取れねぇ。
安室が何を考えているかわからないし、聞いても話してくれないだろうし、聞く気がないので何事もなく安室をリビングへ案内する。

「疲れているのに付き合ってもらってすみません」

安室にコーヒーを差し出して、Aは作り置きしていたアイスレモンティーを飲む。

――あ〜レモンティーマジウメ〜

○プトン風アイスレモンティー
市販で買うと1ℓ安くても108円はするところを・・なんと!ティーパック1つにつき1ℓできるA特性アイスレモンティーは砂糖やレモンの量を計算すると・・・1ℓ約17円で出来上がるのだ!
もう飲み放題だ!しかも使っているのは小鍋のみ!洗い物もほぼ出ず経済的にも素晴らしい!
その為毎日作り置きしている。
地味に機嫌が良くなったAは、今は安室がいることもあり安心して家でゆっくりできていた。
そんなAを見て安室は少し思案するともう一度部屋の中を見渡す。

「もしかして・・・最近視線を感じたり、後をつけられたり、不審者を見かけたりとかありませんか?」

何をどう見てそういう発想になったのか知らないが、とりあえず視線は感じているので素直答える。

「安室さん凄いですね。でも残念3分の2は外れですね」

安室でも外すことがあるんだな〜と気楽に考える。

「『凄いですね』じゃありません。1つは当たっているんですね?何ですか?」

軽い返答をするAに頭を抱える。事の重大さを理解していないようだ。
安室が何だか怒り始めたので、触らぬ神に祟りなし。
とりあえず安室からの質問に大人しく答えていった。

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9Sに殺されたいロリコン - 主ちゃんって…美少女なんですかね? (2019年9月7日 13時) (レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)
うさまろ(o^^o)(プロフ) - 続きがとても気になる作品です。更新頑張ってください! (2019年6月9日 11時) (レス) id: 710cd8956c (このIDを非表示/違反報告)
丸井(プロフ) - フラグ…フラグだ!!逃げて主人公ちゃん! (2019年6月6日 22時) (レス) id: 08724b31ed (このIDを非表示/違反報告)
- 梓ちゃん良かったね!続き楽しみにしてます! (2019年6月6日 14時) (レス) id: 3bc0209618 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - とっても面白いです★続き楽しみにしてます。お身体に気を付けて更新頑張ってください! (2019年6月1日 4時) (レス) id: a6e5e5f5e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫暗 | 作成日時:2019年5月21日 16時

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