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無警戒3 ページ40

それからすぐにその日は来た。
コナンは探偵団を引き連れ男を追いかけまわしていたのだろう。
よくポアロ付近で見かける事が多かった。
そして梓と安室といつものようにポアロで働いていると、男が来店してきた。
・・・と思えば安室の両肩を掴む。

「どうして・・・どうして、あんたはあんなうまいハムサンドが作れるんだ!!」

男の声が店内に響いた。
男を追ってポアロに入ってきた探偵団率いるコナンと、その光景を梓と共に間近で見ていたA。
この光景アニメで見た時に悲鳴上げたが、実際見ると悲鳴を上げれないことが判明。
ただ心の中では大絶叫だ。
結構恥ずかしいセリフを叫んだ男にその場にいた全員が目が点になっているが、今のAはそれどころではない。

――ヒーー距離が近い!!

もうハムサンドの下りはどうでもいいから早くあの手を離してほしい。
そして距離を取ってほしい。
この話はアニメオリジナルの話だ。だからと言ってTVと現実も全然違う。
TVでは安心して観れる内容も、安室にそっちの気はないとはいえ現実の世界では視覚の暴力だ。
大丈夫だと分かっていても距離が近すぎてドン引きだ。
そんなAを他所に安室のハムサンド講座が始まった。

ハムサンド。簡単そうで意外とめんどくさいことが判明。
食パンを蒸したりレタスをお湯につけたりと、みんなは感嘆の声を上げている中。Aは「へ〜」と興味なさげに見ているが、それ以上に視界に入ってくる男がどうしても気になる。
パンに対しての情熱は素晴らしいものだが、そのせいか男と安室の距離がそうしても近くなる。
そんな距離にいる男にたいして何も思わないのか安室は普段と変わらない。コナンや梓も気にした様子が見られないことから、気にしているのはAだけだと理解する。

――コナンの世界ではあの距離が通常なのか!?マジか!?と改めてこの世界の怖さを知る。
ハムサンド講座が終わり、みんなで実食。
男を含め大絶賛している探偵団の子供達。
みんな笑顔で食べているのはいいが、自分の僅かながらにある腐女子部分のせいでしばらくハムサンドを見るのが嫌になった。
そしてハムサンドの作り方講座を見たってことはあれだ。これから安室がいない日でも作れるようになったってことだと少しげんなりした。

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9Sに殺されたいロリコン - 主ちゃんって…美少女なんですかね? (2019年9月7日 13時) (レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)
うさまろ(o^^o)(プロフ) - 続きがとても気になる作品です。更新頑張ってください! (2019年6月9日 11時) (レス) id: 710cd8956c (このIDを非表示/違反報告)
丸井(プロフ) - フラグ…フラグだ!!逃げて主人公ちゃん! (2019年6月6日 22時) (レス) id: 08724b31ed (このIDを非表示/違反報告)
- 梓ちゃん良かったね!続き楽しみにしてます! (2019年6月6日 14時) (レス) id: 3bc0209618 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - とっても面白いです★続き楽しみにしてます。お身体に気を付けて更新頑張ってください! (2019年6月1日 4時) (レス) id: a6e5e5f5e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫暗 | 作成日時:2019年5月21日 16時

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