デジャブ・・・からの21 ページ21
警視庁にて事情聴取を受けるも、Aが知っていることなどほとんどない。ただペンを拾っただけなのだから。
なので聞かれた事には答えて、後はほぼ事情の確認のようなものだった。
「また何かあれば模試らしたら警視庁に足を運んでもらう事になるかもしれませんが、その時はよろしくお願いしますね。Aさんからは何か質問はありますか？」
今事情聴取をしてくれている人は佐藤美和子刑事。
同じ女性と言う事で話しやすいだろうと彼女が事情聴取をしてくれた。
「一ついいですか？」
いつもなら面倒だし早く帰えりたいと質問などしないのだが、警視庁にくるまでの間でのパトカーで考えていたことがあった。
「なぜ、何も知らない一般人に囮役をさせたのですか？」
いくら相手がAに接触する確率が高かったからと言って、本来許されないはずだ。
良く知らないが、囮捜査は警察の中で御法度のはずだ。・・・ったはず。しかも一般人。
そう思って言ってみれば佐藤は表情を歪ませた。
その表情をみたAは――あぁやっぱり。と確信した。
たとえコナンの進言があったところで、本来許されるはずがない。
これをマスコミに知られれば、おそらく警視庁は叩かれるだろう。
なのに囮を強行したと言う事はたぶん、上部からの圧力があったのでは？と思ったのだ。
バカでもバカなりに冴える時はあるんだよ。無駄に安室が登場する映画を見続けた甲斐があったわ。
この考えが閃いた瞬間、思わず自画自賛したほどだ。
「囮をさせたわけじゃないのよ？あの時点ではまだ動けなかったのよ。本当にあなたが白だと言う証拠もなければ、標的の男がAさんに接触するのかも確証もほとんどなかったから、まずは張り込んで、あなたが完全に白だと疑いが晴れない限り、手出しはできなかったの。だってあなたから警察に連絡があったわけじゃなかったから」
確かにそうだ。
コナンと安室からタレコミがあっただけで、本人からなんのアクションもなければ警察も動くに動けない。
これは完全にAが悪いなと思っても、佐藤の表情は微妙だ。
まぁ少なからず上層部からの圧力はあったのも事実だろうと思う。
それだけ聞ければもういいので「それもそうでしたね。私も連絡しなかったですし。ご迷惑おかけしてすみません」と帰る支度をする。
「もう遅いから送るわ」
佐藤も椅子から立ち上がった。
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9Sに殺されたいロリコン - 主ちゃんって…美少女なんですかね？ (2019年9月7日 13時) (
レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)
うさまろ(o^^o)(プロフ) - 続きがとても気になる作品です。更新頑張ってください！ (2019年6月9日 11時) (レス) id: 710cd8956c (このIDを非表示/違反報告)
丸井(プロフ) - フラグ…フラグだ！！逃げて主人公ちゃん！ (2019年6月6日 22時) (レス) id: 08724b31ed (このIDを非表示/違反報告)
皿 - 梓ちゃん良かったね！続き楽しみにしてます！ (2019年6月6日 14時) (レス) id: 3bc0209618 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - とっても面白いです★続き楽しみにしてます。お身体に気を付けて更新頑張ってください！ (2019年6月1日 4時) (レス) id: a6e5e5f5e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫暗 | 作成日時：2019年5月21日 16時
