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デジャブ・・・からの15 ページ15

男はブツブツと何かを言っていたが、それを聞き取る程Aには余裕がない。
男は片手でAのカバンをあさり、ほかにペンがないことを確認して再度Aにペンの在りかと中身の在りかを聞く。

「しっ知らない・・」

本当に知らないのだ。ペンの解体を先にしたのは安室とコナンだ。
あの後確認したAには中に何が入っていたか知る由もない。というか本当に中身入ってたんだとそこに驚きだ。
Aの反応から本当に何も知らなさそうなAに「そうか」と一言。
その一言に――もしかして帰れる?と一瞬思ったのも束の間。

「お前に用はない」

男はポケットに手を突っ込んだと思えばすぐに何かを取り出した。
取り出したと言うよりはめたと言う方が正しいか。先ほどはなかった指輪が人差し指から小指まではめられていた。
名前は知らないけど、テレビか漫画で見た事ある。実物を見たのは初めてだ。
殴られたら怪我じゃすまない。
確実に骨は折れるだろう。最悪死に至る。
自分の心臓が耳の横に持ってきているかのようにうるさい。
叫びたいのに喉に何か引っかかったように声が出ない。

そして今更だけど、Aに張り付いていた警察はどこ行った?
こんな時に人任せにするのはどうかと思うが周りを見ると誰もいない。

――何で?警察何やってんの?
え?なに?今日殺される日?マジで?殺される為に安室をAから遠ざけたのかと思うほどタイミング良すぎやしないだろうか?
混乱する頭で必死で考える中で一番に思ったこと。

――痛いのは嫌だな。

そんなAの考えを知らない男は拳を握る。そして

「今ここに誰もいねぇよ。お前に張り付いていた警察もな」

何故警察がAを見張っていたことを知っていた。そのことに驚いているAに男は見張られていたことも知らなかったのかとあざ笑う。
むしろAは見張られていた事を知っていた男の方が驚きだ。
そんなAの反応が面白かったのか警察が近くにいないことも機嫌よく話してくれた。

「ここに来る前に人通りのある道路にあった車を爆破してきたからな。お前に張り付いてた刑事は皆そっちへ行ったぜ」

――えっ?なに?爆破?知らねえよそんなもん。何やってんのこいつ。

頭の中ではぺらぺらと言葉が浮かぶのに一切口には出ない。

「せっかく警察に行ったのに残念だったな。あとは俺の顔を見たお前を消すだけだ」

男は拳を振り上げる。

「あばよ」

勢いよく振り下ろした。

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うさまろ(o^^o)(プロフ) - 続きがとても気になる作品です。更新頑張ってください! (6月9日 11時) (レス) id: 710cd8956c (このIDを非表示/違反報告)
丸井(プロフ) - フラグ…フラグだ!!逃げて主人公ちゃん! (6月6日 22時) (レス) id: 08724b31ed (このIDを非表示/違反報告)
- 梓ちゃん良かったね!続き楽しみにしてます! (6月6日 14時) (レス) id: 3bc0209618 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - とっても面白いです★続き楽しみにしてます。お身体に気を付けて更新頑張ってください! (6月1日 4時) (レス) id: a6e5e5f5e4 (このIDを非表示/違反報告)
- 梓ちゃん頑張れ!!ワイ応援しとるで!!続き楽しみにしてます!最高の作品ありがとうございます!!楽しみだわぁ…… (5月31日 20時) (レス) id: b523bf60c6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫暗 | 作成日時:2019年5月21日 16時

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