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マジか6 ページ7

席に着きメニューを見る。
喫茶店によくあるメニューの中にサンドイッチの欄を見るが、そこには『ハムサンド』の文字がない。
おや?と思いメニューをジーと見ていたら、横からおしぼりとお冷やを置く手が見えたので顔を上げると、可愛い笑顔をした梓さんがいた。

「昨日荷物拾ってくれた方ですよね?」

ちょっと控えめに聞いてくるあたりうる覚えなのかな?と思いつつ「あぁ。昨日の・・・」とこっちも控えめな返事をしてしまった。
小心者の自分が大っ嫌いだ。

「あぁ!やっぱり!昨日はありがとうございました!お陰で助かりました!」

「えっいや、こちらこそ荷物を手伝えずにすみません。あれから大丈夫でしたか?」

昨日の荷物を手伝えなかったのが地味に後を引いていたので、ここにいる時点で大丈夫なのは確実なのに聞いてしまった。
そんな事は気にしていないのか梓はニコニコと「はい!むしろエコバッグのお陰で大助かりしました!」と感謝された。

「それなら良かったです。」

エコバッグを貸しただけでそんなに喜んでくれたなら貸して良かったと気持ちが和らぐ。

「あっご注文決まってますか?まだならまた後で来ますよ?」

「あっえ〜と、ホットコーヒーをお願いします。」

「はい!ちょっと待ってて下さいね!」

人懐っこい笑みを浮かべてキッチンへ入る梓さん。
その間に店内を見渡す。
テレビや漫画の世界と違って思った以上に広めの喫茶店のようだ。
綺麗だし、正直落ち着く。
あまり周りを見てたらさすがに他のお客さんに迷惑なのでカウンターに視線を戻した時に、横の壁に貼ってあるチラシが目に入った。

『アルバイト募集』

ーーマジで!?

『am7:00〜pm9:00
水曜定休日
時間、曜日要相談
時給1100円
アットホームな喫茶店であなたも一緒に働きませんか?』

手書きのチラシを見て、ポケットに入れてたスマホをすぐさま起動する。
グー◯ル先生にタウン◯ークや◯ーアイデムを開くがどこにもポアロの求人は載ってない。

ーーマジか!これはフラグか?いや、でも・・・

「お待たせしました!ホットコーヒーです!」

梓さんの声にハッとし「ありがとうございます」とお礼を述べる。
コーヒーと一緒に昨日渡したエコバックとケーキも一緒に付いてきた。

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和佳子(プロフ) - 楽しく読ませてもらっています。読み返して気づいたのですが、世良ちゃんは真澄じゃなくて真純だったような気が⋯⋯ (2023年3月18日 17時) (レス) @page36 id: 30e7fd0f4c (このIDを非表示/違反報告)
さち - 楽しいです。続きが気になりました。よろしくお願いします。 (2019年5月15日 23時) (レス) id: b262052ad2 (このIDを非表示/違反報告)
- はじめまして、早速面白い作品に出会えて良かったと思ってますww滅茶苦茶面白いですww最後の不機嫌な降谷とか笑いましたね!風見さんも何だかんだかわいいし…とことん降谷さんの邪魔をしてほしいですね!その方が個人的に面白いのでww (2019年5月13日 1時) (レス) id: b523bf60c6 (このIDを非表示/違反報告)
パパイヤ(プロフ) - 読ませてもらいました!とっても面白かったです。私もつい最近描き始めたのでお互い頑張っていきましょう!次の投稿も楽しみです! (2019年5月2日 21時) (レス) id: 01af9cd7e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫暗 | 作成日時:2019年5月2日 3時

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