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日常9 ページ49

風見の反応が面白いが、今はそれどころではない。
男が近づいてきた頃合いを見て、聞こえるくらいの声で話す。

「近くまで迎えにきてくれてありがとうございました。仕事前にワザワザ会いに来てくれるとは思わず嬉しかったです。もうここで大丈夫なので、お仕事頑張ってください。ではまた」

「えっ?えぇ、また」

いきなり身に覚えのない発言をされ戸惑う風見だが、そのお陰で鋭かった目付きが和らいでいた。
よくわからないけど、相手に怪しまれないようにカバー出来ただろうか?
一度やって見たかったんだよね。怪しまれない様に演技?するの。
まぁ必要無かっただろうけど・・・それでもコナンの漫画を読んでいたAは1回でいいからやってみたかった!
本当に緊迫する場面では出来ないけど、こんな何でもなさそうな場面なら少しならいいよね?と軽い気持ちでやってみた。
初めてやってみたが、風見の顔が面白かったので良しとする。ーーちょっと恥ずかしかったのでもうやらない。
少しは苦労人の風見の助けになっただろうか?なっていればいいなぁと自己満足に浸りながら帰路についた。


張り込み相手が去って行った方に目線をやりインカムで仲間に指示を出す。
人の少ない早朝の時間帯は尾行には不向きだ。
なのでチームを組んで代わる代わる見張りをする。
指示を出し終えて「フー」と息をを吐いた。

「彼女に助けられたな」

いきなり背後から声を掛けられ《ビクッ!》とする。
物陰から出てきたのは上司である『降谷零』だ。

「ふっ降谷さん!いつからそこに!?」

「彼女がお前に話しかける前からだ」

「えっ!?(そんな前から!?)あっあの助けられたと言うのは?・・・」

彼女といい降谷さんといい、さっきから驚いてばかりだ。

「・・・気づかなかったのか?あの男。お前が警察か確認する為に近づいてきたんだぞ。
お前が怖い顔で男を見るから一般人である彼女も気づいたんだ。だから咄嗟に嘘をついたんだろう。
彼女に感謝しろ。お陰で怪しまれる事はなかったんだから。
風見。それでよく公安が務まるな?」

降谷さんから話を聞き衝撃を受ける。まさか彼女に助けられていたとは・・・

「すっすみません・・」

以前犯人を追っていた時にもそうだが、彼女には迷惑をかけてばかりいる。
頭が上がらなくなってきた。

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和佳子(プロフ) - 楽しく読ませてもらっています。読み返して気づいたのですが、世良ちゃんは真澄じゃなくて真純だったような気が⋯⋯ (2023年3月18日 17時) (レス) @page36 id: 30e7fd0f4c (このIDを非表示/違反報告)
さち - 楽しいです。続きが気になりました。よろしくお願いします。 (2019年5月15日 23時) (レス) id: b262052ad2 (このIDを非表示/違反報告)
- はじめまして、早速面白い作品に出会えて良かったと思ってますww滅茶苦茶面白いですww最後の不機嫌な降谷とか笑いましたね!風見さんも何だかんだかわいいし…とことん降谷さんの邪魔をしてほしいですね!その方が個人的に面白いのでww (2019年5月13日 1時) (レス) id: b523bf60c6 (このIDを非表示/違反報告)
パパイヤ(プロフ) - 読ませてもらいました!とっても面白かったです。私もつい最近描き始めたのでお互い頑張っていきましょう!次の投稿も楽しみです! (2019年5月2日 21時) (レス) id: 01af9cd7e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫暗 | 作成日時:2019年5月2日 3時

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