成り代わり-ナルト-【NARUTO】 ページ12
………痛い、冷たい…。
ハッ、として目が覚めた。
空はどんよりとした灰色で、白くて小さな塊がチラチラと降っている。
雪だ。
おかしいな…私が知ってる限りでは、夏に雪は降らないのに。いや、それよりもまず…ここ何処？
体が痛くて動かせないので首だけキョロキョロと動かして周囲を観察する。
右隣は崖(多分この上から落ちたと思う)、左はサラサラと静かに流れる川、その先には木々が生い茂る森だ。
続いて自分の身に付けている物とケガの具合を分かる範囲で見る。
服装は厚手のコート？らしき物一枚で中は長袖のシャツ一枚、靴が片方脱げてるのでやっぱり落ちたんだと思う。
そして額の上には緑色のゴーグルが着いているだけだ。
首は少し痛むだけで特に問題なく動かせる。
でも右足がズキズキと赤く腫れて動かすことが出来ない。折れている…？のだろうか。
両腕は頑張れば動かせる。すごく痛いけど…まあ、この位なら大丈夫だ。
両の手を顔の前にゆるゆると持ち上げてぐっぱぐっぱと動かしてみる。
驚くほど、小さな手だ。まるで紅葉の様な、赤子の如く小さな掌。
体が痛みで熱を持っているのか、雪がひんやりとしてとても心地良い。
「…夢にしちゃ リアルだなぁ…」
声も幼子の様に高くあどけない。
このまま寝てしまおうかと、ぽやんとして考えていると、遠くの…森の方から"タッタッタッ"と、人が走って来る音が聞こえる。
その方角をじっと見詰めていると、森の中から小さな男の子が暖かい格好をして飛び出して来た。
こんな真冬の雪空の下で寝転んでいるのに驚いてるのか、黒髪の子はポカンとした表情で目をぱちくりとさせた。
「───サスケ！勝手に走って行ったら危ないだろう」
更にその後ろからもう一人、その子とよく似ている赤いマフラーを着けた少年が足音も立てずに現れた。兄弟なのだろう。
───ん？今"サスケ"って言ってない…？
「君！大丈夫か？」
私の存在に気付いた兄(？)と思わしき少年は川を
「！…これは…君 右足は痛むか？」
コクリと頷く。
すると少年は抱き締める様に優しく私を持ち上げるとマフラーをくるくると巻き付けてくれた。
「サスケ 急いで家に帰るぞ」
「ええ！？なんでだよ！」
「この子の足が折れてるかもしれないんだ」
"サスケ"は驚くと｢わ、わかった！｣と慌てて肯定して一緒に走り出した。
.
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レキ(プロフ) - 星猫さん» はい！更新頑張ります^^ (2020年6月21日 5時) (
レス) id: 8869ffb1dd (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - こちらこそすみません；；頑張って下さいね。 (2020年6月19日 23時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
レキ(プロフ) - 星猫さん» すみません、合作はやらない事にしているんです。申し訳ありませんm(_ _)m (2020年6月19日 21時) (レス) id: 9a970a49f7 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 私が教えますね。私が更新して、貴方が更新しますよ。よろしいですか？ (2020年6月19日 8時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
レキ(プロフ) - 餅桜さん» コメントありがとうございます！話がこれ以上思いつかなくて短いですが(汗)、ネタが降ってきたらちょいちょい更新していきます！ (2020年6月18日 22時) (レス) id: 9ee455f7a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レキ | 作成日時：2019年10月25日 12時
