うちはマダラの妹に生まれ変わったんだけど誰か助けろて下さい−原作編2−【NARUTO】

マダラの妹其ノ百四十 ページ40

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「"十種神宝(とくさのかんだら)"？」

「ああ。うちはの長が代々受け継ぐ、霊樹より削りだされた宝具"団扇"と同じく 花の瞳を開眼させた者が受け継ぐ十種の神宝だ」

初耳だな。そんな事は一切話の中では語られなかったし、触れられる事もなかった。

「…本来なら、その瞳を開眼させた者や今後開眼しうるだろう者は 俗世から隔離されて表には一切出ることはなかった。
だが、あまりにも幼くして亡くなる事が多くてな……それならいっそ、普通の暮らしをおくらせた方がいいのではとなり ある時から隔離されることはなくなった。
そうすると、今までよりも長く生きられるようにはなったが……やはり二十と生きられなかった」

呪いにも似ている花の瞳を持つ者のその末路。

最初の開眼者、"大筒木サクヤ"。彼女の身に一体何が起こったのだろうか。

「その十種神宝は、今どこにあるの？」

「詳しい事はオレも分からんが…先代の花の瞳を持つ者が"本当にこの神宝が必要な時まで奥深くに封印する"と書き遺して亡くなったらしくてな…それ以降行方知れずとなってしまった様だ」

マジかよ…せめて封印場所くらい教えてくれてもよかったでしょう…。

「神宝はそれぞれ対になる様出来てるみたいでな、効果もそれぞれ異なる。

一つ、"沖津鏡(おきつかがみ)"
遠くを映しあらゆる未来を見通す。

一つ、"辺津鏡(へつかがみ)"
近くの事情を映しあらゆる過去を映し出す。

一つ、"生玉(いくたま)"
生命力を与え四百四病と傷を癒す。

一つ、"死反玉(まかるかへしのたま)"
死者をこの世に蘇らせる。

一つ、"足玉(たるたま)"
失った肉体を復活させる。

一つ、"道返玉(ちかへしのたま)"
離れゆく魂を引き留める。

一つ、"蛇比礼(へひのひれ)"
地を這う厄を祓い遠ざける。

一つ、"蜂比礼(はちのひれ)"
天より注ぐ災を祓い遠ざける。

一つ、" 品々物之比礼(くさぐさのもののひれ)"
あらゆる邪を祓い退け清める。

一つ、"八握剣(やつかのつるぎ)"
邪悪を祓い、厄災を切り裂き、呪いを封じる。」

そんな物が本当に存在するなんて…。



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