うちはマダラの妹に生まれ変わったんだけど誰か助けろて下さい−原作編2−【NARUTO】

マダラの妹其ノ百三十一 ページ31

手首を掴んできたテマリは心做しか顔が青褪めて焦っている様に見える。

「お前…もしかして"うちはシオン"じゃないか…？」

「？そうですけど…」

「弟が無礼を働いてすまない！」

カンクロウの後頭部を"ガッ"と掴むと凄い速さで同時に頭を下げた。いきなりなんなん？！

「その前に私より木ノ葉丸君に謝って欲しいんだけど…三代目が悲しんだら嫌だし…」

「三代目…火影の事か……！」

青い顔を更に青くするテマリ。

「もしかして…そっちのチビは…火影の孫とか…」

「そうそう 木ノ葉丸君は三代目のお孫さんで将来有望の忍者の卵だよ」

「重ねて本当に申し訳ない！！」

カンクロウは事の重大さに気づいたらしくめっちゃ頭を下げた。我愛羅は｢お前何してんだ｣と言わんばかりの目でカンクロウをじぃっと見ている。

「大丈夫ですよ 木ノ葉丸君もいいよね？」

「ケガしてねーから別にいいコレ…オレも前見てなくてごめんなさい」

うんうん。素直に謝るって大事だよね。

その後はお互いに名乗って(ナルト達は除く)引き留めることなく、待ち合わせをしているみたいなので見送った。

……中忍試験の説明下り完全に切っちゃった(汗)。

「それにしても…何でシオンの名前聞いた途端 あんなに焦ったのかしら？」

「あ、そいやそれ聞いてなかったな…何かやらかしたっけ？」

すんごい謝ってたのに気を取られて聞くのすっかり忘れてた。

まあ、大したことはないだろう。



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