マダラの妹其ノ五十七(シスイside) ページ7
シスイside
"違法闘技場にうちはと思わしき子供がいる"
三代目から突然呼び出されると衝撃の事実が告げられた。
「それは、本当なのですか？！」
「潜入捜査を行っていた暗部の者が確認した…おそらく、ではあるが…信用出来る者の報告じゃ。
報告では歳は八つ程の子供。長い黒髪を束ね常に相手の攻撃を先読みしておるかの様な戦い方をしておったそうじゃ」
オレの脳裏に浮かんだのは
顔立ちがよく似ており、特に笑った顔は瓜二つでよく｢本当はこの二人が親子なのでは？｣と思っていた程だった。
だが、何の予告もなく女の子の両親が殺されたと知らされた。
風の国へ出掛ける途中、何者かに集団で襲われ子供だけが攫われた様だった。
直ぐに部隊を編成し捜索にあたったが、痕跡は殆ど残っておらず追跡が不可能な状況だと、無情にも告げられた。
あの人は心の底から怒り、悲しんでいたのは一番よく知っている。
「三代目、あの人は…この任務に参加するのですか？それに、今うちはのオレが離れたら…」
「残念じゃが彼奴には別の任務を任せておっての…スマンがこの任務には呼べぬのじゃ。その事は心配せんでも良い
お主とイタチには苦労をかけてしまっておるが、フガク殿も何とか抑えてくれておる……この任務、引き受けてくれるか？」
「…もちろん、その任務 是非オレに参加させて下さい」
あの人が知れば、きっと喜ぶに違いない。
今の状況で里を離れるのは心配だが…フガクさんもイタチも残ってる。きっと大丈夫だ。
そして、その女の子を保護する事が出来たんだ。
最後に見た時よりもいくらか成長して逞しくなり嬉しくもあったが、それよりも悲しさと怒りが心中を駆け巡っていた。
辛かっただろう、苦しかっただろう、悲しかっただろう、孤独だっただろう。
もっと早く見つけてやれたら、こんな経験などしなくて済んだのに。
こんなクソったれな地獄に縛られ続けていた所為なのか、オレの事を忘れてしまっていた。
だが、オレが"家族"だと伝えると心底安心したのか思い切り抱きついてくれた。
「(早く、あの人に伝えたい。この子は生きていたんだと…)」
里を出発して二週間も経っている。早く帰ってこの子の家族に会わせてやりたい。
早く、里に帰らなくては。
シスイside終
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レキ(プロフ) - 氷翠さん» コメントありがとうございます！無理せず頑張ります！！ (2019年10月6日 12時) (
レス) id: efd44ec1ac (このIDを非表示/違反報告)
氷翠 - 凄く面白いです！更新ファイト！だけど無理はしないでください！ (2019年10月6日 2時) (レス) id: 3797fcfa5c (このIDを非表示/違反報告)
レキ(プロフ) - マキラさん» コメントありがとうございます！その話面白そうなので書いてみたいと思います！書くのは大分後になりますが楽しみにお待ち下さい┏○ﾍﾟｺ (2019年9月18日 7時) (レス) id: 1e5cfa1ffb (このIDを非表示/違反報告)
マキラ - 番外偏で扉間と仲良くしてる夢主を見てマダラが嫉妬する話を書いていただけますか？ (2019年9月18日 0時) (レス) id: 02a5017c6d (このIDを非表示/違反報告)
レキ(プロフ) - ぴのさん» コメントありがとうございます！扉間達の反応はもう少しあとで書きますので楽しみにして下さい！…うまく書けるかしら((；ﾟДﾟ)) (2019年9月9日 12時) (レス) id: 2116c856e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レキ | 作成日時：2019年9月8日 0時
