マダラの妹其ノ六十五 ページ15
・・・・・・
「さ、着いたぞシオン」
目の前には大きな一軒家が建っている。
今日から私も住まわせてもらう家、だ。
「今家にオビト兄さんとサスケがいるんだ」
「あ、えと…お邪魔します」
「こら」
ぺちっとおでこを軽く小突かれる。地味に痛い。
何か間違えた事を言ったっけ？
「"ただいま" だろ？今日からここはシオンの家になるんだ」
「！…ただいま(えへ)」
ガチャ、とシスイが扉を開け、中へと促されて家に入った。
「おう！お帰りシスイ シオン！飯出来てるぞ！
ほらサスケ お前も来いよ 新しい家族が増えんだぞ」
オビトに呼ばれると二階へと続く階段からゆっくりと降りてきたのは"サスケ"だ。
子供特有の円かな瞳には、その歳に似つかわしくない暗い絶望が詰め込まれている。
「初めまして 私はぜ…、うちはシオン よろしくね…えっと、サスケ？」
「………」
じっと私を観察してたけど終始黙ったまま二階へと戻ってしまった。
「悪ぃな…事件からずっとあの調子でな…」
「気にしてない…えーと、オビト…さん？」
「"さん"はやめてくれ…オレの事はお兄ちゃんって呼んでくれよ！敬語もなしで！」
「あ、オレもお兄ちゃん呼びがいいな」
イケメン二人組がニコニコしながら自身を指さしてそう言う。
でも…私にとっての"お兄ちゃん"は、マダラお兄ちゃんとイズナお兄ちゃんの二人なんだ。
「(でも、二人は私の"家族"。何よりも大切な…)
…今日からよろしく "オビト兄さん" "シスイ兄さん"」
新しい私の家族。私の兄さん。
(ね、そういえばサスケっていくつなの？)
(そういや言ってないか。サスケは今八歳だ)
(シオンは九歳だから…弟だな)
(じゃあサスケとはクラス違うの…)
(大丈夫だシオン！オレが三代目の爺ちゃんに頼んでみるからよ！)
(オビト兄さん…流石に無理なんじゃ…(汗))
(シスイ心配すんなって！なんとかなる！)
((その自信はどこからくるんだ(汗))
オビト兄さんは三代目と仲が良いの？)
(木ノ葉のジジババは全員顔見知りだ！(ﾄﾞﾔｱ))
(オビト兄さんのお年寄り遭遇率と困った人遭遇率、ぶっちぎりで高いもんな…(汗))
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レキ(プロフ) - 氷翠さん» コメントありがとうございます！無理せず頑張ります！！ (2019年10月6日 12時) (
レス) id: efd44ec1ac (このIDを非表示/違反報告)
氷翠 - 凄く面白いです！更新ファイト！だけど無理はしないでください！ (2019年10月6日 2時) (レス) id: 3797fcfa5c (このIDを非表示/違反報告)
レキ(プロフ) - マキラさん» コメントありがとうございます！その話面白そうなので書いてみたいと思います！書くのは大分後になりますが楽しみにお待ち下さい┏○ﾍﾟｺ (2019年9月18日 7時) (レス) id: 1e5cfa1ffb (このIDを非表示/違反報告)
マキラ - 番外偏で扉間と仲良くしてる夢主を見てマダラが嫉妬する話を書いていただけますか？ (2019年9月18日 0時) (レス) id: 02a5017c6d (このIDを非表示/違反報告)
レキ(プロフ) - ぴのさん» コメントありがとうございます！扉間達の反応はもう少しあとで書きますので楽しみにして下さい！…うまく書けるかしら((；ﾟДﾟ)) (2019年9月9日 12時) (レス) id: 2116c856e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レキ | 作成日時：2019年9月8日 0時
