五条悟くんの初恋は男の子 【呪術廻戦】【男主】

16話 ページ17

翌日の朝、


教室に入って自己紹介をした。



っていっても、悟くんは知ってるし、お団子の人は昨日お世話になったし、






ここで初対面なのは黒髪の女の人だけだ。






『花山院明です、お願いします』


視界の端に、窓の外を見てる悟くんが映る。




友達と思ってたのは君だけならさ、






これから友達になればいいじゃないか



お団子の人は傑くんと言うらしい

傑くんが僕にそう言った。







そして、


私とももちろん友達だ。


そう握手してくれた。







「家入硝子、よろしく」



黒髪の人は硝子さんというらしい。


『明です、よろしくお願いします。』



もう一度挨拶すると

「律儀ね、」


と言われた。





『悟くんも、よろしく、』





まあ、返事に期待してない。

返ってくることさえ。









「初対面の子にガン無視はやばいな。
悟目ある？」


「そっちこそ目ん玉ないんじゃね？こんなに素敵なおめめついてんのに見えねえのかよ」






硝子さんと悟くんが仲良さそうに(？)に話してるのをただ羨ましそうに見つめることしか出来なかった。



「そのうち慣れるさ、」


隣の席の傑が頭を撫で、僕の顔にかかった髪の毛を耳にかけてくれる。

髪の毛をバッサリ切ったと言っても普通の男の人よりは長めだから、少し邪魔だ







『ありがとう、傑の手は大きくて優しいね』




「ふふ、そうかい？明はもっと大きくならないとね」

『だよね、頑張るよ、』









ふふ、と2人で顔を見合わせて笑い合う。





その光景をずっと見られてたなんて
思いもしなかった。

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