1のじゅうさん ページ14
「ごめん。うん、…うん、うん。」
やっぱり、父か母との通話だろうか。
「それは無理。ごめん。
家には帰れない。」
あいつの奥に、こちらへと向かってくる人影が見えた。
2人だ。
父「ユジュン、さ、かえるぞ?」
それは、あいつの父親らしき人と、母親らしき人だった。
「っ、なんでここに」
母「ママが迎えに来たわよ。可愛いユジュナ」
心做しか震えて見えるそいつ。
「やめて、近寄らないで、」
あれが、両親にとる態度か?
僕は違和感を覚えた。
父「こんな事務所に入ったって、なんもならない!早くお家に帰ろう。」
「僕は、踊りたい。歌いたい。
あんな牢獄で縛られて死んでいくより、
僕はあのステージで踊っていたいんだ
!!」
父親らしき人に思いっきり手を引っ張られるそいつ。
危ない、そう思ったときにはもう、体が動いていて。
JK「なにやってんの。」
鬼の形相でこちらを一斉に見る。
母「お前が、お前が私のユジュナを洗脳したのね…」
父「許さない。」
振りかざされた右腕、
ドンッという鈍い音は聞こえたものの、
僕に痛みは全くなくて。
目を開けると、うずくまってるユジュナが。
「っ、」
JK「ユジュナ!!?」
母「あなたのせいで…」
怒りに満ち溢れるのがわかる。
今度は何をされるのだろう。
ユジュナを庇うようにおおいかぶさり、目をつぶる。
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# こ こ(プロフ) - すごい楽しいです!早く続き見たいです…(できれば) (2020年2月15日 11時) (レス) id: 8bc88fbcff (このIDを非表示/違反報告)
うんちっち - ポッポかわいいww面白いですねー更新頑張ってくださいねー! (2020年1月3日 22時) (レス) id: 473868f78a (このIDを非表示/違反報告)
梨子 ナシコ(プロフ) - リとさん» えええ、嬉しいお言葉ありがとうございます、おまけ程度の続きですがよかったら!!! (2019年12月8日 16時) (レス) id: 87a16baeee (このIDを非表示/違反報告)
リと(プロフ) - 梨子さんが作る作品がほんとうに好きで楽しく読まさせてもらってました!この後の続きが見たいのでフォローしても宜しいでしょうか、、 (2019年12月7日 22時) (レス) id: feeb5efb0d (このIDを非表示/違反報告)
梨子 ナシコ(プロフ) - kiki(=^x^=)さん» わぁ、嬉しいです!!おまけ程度ですが、それでもよければぜひ!!! (2019年12月7日 19時) (レス) id: 87a16baeee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梨子 ナシコ | 作成日時:2019年7月14日 18時