37話 ページ44
から揚げにつられて急いで帰る3人についていくと、そこには≪mct-a≫と表札に書かれた建物があった。
大人数で住んでいるのだからそれなりの大きさの建物になるのもわかる。というか、一種のアパートみたいとあっけにとられる、
「すごいですね…」
inm「といっても芦屋さんも今日からここに帰ってくるんだからね。」
hbc「んじゃ、入ろっか。」
「はい、おじゃましm?「あぶない!」」
バシャ
建物の中に入ろうとした瞬間、自分の身体が突然冷たくなる。
空を見ても晴れで、この状況に理解できずきょとんとしていると近くから1人の50代の女性が駆け寄ってくる。
『ごめんなさい!大丈夫!?花の水やりしてたんだけど、ホースを手放しちゃってお水掛けてごめんなさい。おうち近く?』
「い…え、大丈夫…です。」
おろおろと女性は慌ててハンカチを取り出し、水がかかった彼女に渡すとAは顔や首元など水にぬれた部分を軽く拭く。
hbc「あちゃ、大丈夫?家ん中に俺らの服とか貸せるから、はよ入ろっか」
「はい。すみません。ハンカチ、お借りします。」
『ほんとごめんなさいね。何時でも返しに来ていいからね』
幸い、着ている服は黒のTシャツだったので透ける心配はなかった。
玄関に入り、靴を脱ぐ。お邪魔しますというと伊波からストップがかかった。
inm「違うでしょーっ?ほら、今日から一応帰ってくる家になるんだから言うことは?」
「た、ただ、いま。」
inm「おかえり!」
hbc「おかえり、Aちゃん。Tシャツびしょびしょやろ?荷物とか多分荷解き出来てないと思うねん。着替えどうしよか。」
「いえ、全然お構いなく。段ボールからとってくるので。」
hbc「でもそんなんしてたら風邪ひくわ」
sik「そんなあなたにいいものが。」
着替えについてどうしようか悩んでいると、佐伯が自信ありげにやってくる。いつの間に家に入ってたのか。
hbc「まさか、あの顔プリントのTシャツちゃうやろな。」
sik「まさかそんなこと…いやそれをすればよかったのか。hbc「取りに帰ろうとしたらぶん殴るからな。」まあ?!イッテツ様は天才なので?見つけときました。」
どうぞ〜と、渡されたのは白のTシャツ、でもなんだかサイズが大きい。きょとんとしてると洗面所で着替えて濡れたTシャツは洗濯機に入れればいいよと、洗面所に案内される。
hbc「テツ、あれ誰のTシャツなん?」
sik「リト君」
hbc「お前はどこでそれ手に入れたん。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 684人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
山椒(プロフ) - りんさん» 一気見していただきありがとうございます。usmさんとのがっつりラキスケ、かしこまりました。 (9月10日 10時) (
レス) id: bab0fe96b6 (このIDを非表示/違反報告)
りん - ワクワクしながら一気見させて頂きました。usmとのがっつりラキスケらusmが上手なお話が見たいです… (9月10日 9時) (
レス) @page50 id: 662bc22703 (このIDを非表示/違反報告)
山椒(プロフ) - 名前無しさん» 呼んでいただきありがとうございます。mct-aの中ですとhbcさんが最推しです。あのキュートなフェイスから繰り出される歌声に一瞬で沼に頭まで突っ込みました。 (9月10日 1時) (
レス) id: f5f4bc70ee (このIDを非表示/違反報告)
名前無し - この、作品最高ですね!! 山椒さんは、MCTーAの中で誰が最推しですか。良ければ応えて欲しいです!! (9月9日 20時) (
レス) @page45 id: 3d9b2f4f9b (このIDを非表示/違反報告)
山椒(プロフ) - 星乃 生日さん» ありがとうございます。昨日、作り終わってさぁ作品見直してお直しないかなとみたらデータが全部消えて、魂抜けたようにねました。書き直し前よりも良くなったと言われ大変嬉しいです。ありがとうございます。 (9月9日 19時) (
レス) @page45 id: 40b76ff57a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:山椒 | 作成日時:2025年9月5日 1時


お気に入り作者に追加


