34話 ページ41
この手が町を守っているんだ。すごいと感心しつつ伊波に背を預け、手は自身の腹の前で堪能する。
そんな目の前で起こっている様子に、伊波はタジタジする。
なにこれ、なつかなかった猫が急になついてきて、一気に甘々になっている状態じゃん。
それにこの体勢、なんか危ない。
inm「芦屋さん。ちょ、ちょっとこの体勢はまずいかな〜？」
「？…伊波さんも、ありがとうございました。少ししかお話ししてなかったにも関わらず。こうして、治療に参加してくださって。」
なにこの無垢で何にもわかっていない生き物は。別にたまたまクラスメイトだったし、マナとイッテツが仲良さそうにしていたから俺も、仲良くしとこって思ってただけだし。
照れくさくて、視線を逸らすと彼女はにへと、笑い俺の手を上下に動かす。
その際、気づいてしまった。手の甲にあたる柔らかい感触。
おなかに手を回す形になって、それを上下に動かすのであったらそれは当たるのもしょうがない。
でもこれだけ、でかいとなるとさすがに質量も重くなるよな。
手の甲に沈むし、すごいなこれ。
と伊波は冷静に彼女の胸について観察する。
これ、手を逆に向けたら揉めるんだよね。でも向けたら向けたで、びっくりさせちゃうしあの時の光景になっちゃうし…あ"〜あいつらまじでもう3発殴ればよかった。
そう後悔した伊波は、彼女の肩に顔をうずめて甘える。
いい匂いだし、女の子ってこんなに華奢とか知らないし、柔らかいしで伊波の頭の中はいっぱいである。
そんな子を前に職員が言っていた俺らのルームシェアに連れて行きたくない。
連れて行ったとしても、俺の部屋にずっといて俺だけのために癒してほしい。
そう切実に願っていると復活した緋八が伊波と同じことを思い出す。
hbc「そういや、ルームシェアにAちゃんが引っ越す言うてたけどあれどうなんの？」
inm「さすがにしないでしょ。男8人に女の子1人ってかわいそうすぎるし。」
「急に言われても…お母さんびっくりしちゃうかもしれないです。」
『その点は大丈夫です。あと、手配済みですから』
hbc「どっからでてきた！？」
――――――――――――――
データが吹き飛んだ瞬間、一旦泣きました。
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山椒(プロフ) - りんさん» 一気見していただきありがとうございます。usmさんとのがっつりラキスケ、かしこまりました。 (9月10日 10時) (
レス) id: bab0fe96b6 (このIDを非表示/違反報告)
りん - ワクワクしながら一気見させて頂きました。usmとのがっつりラキスケらusmが上手なお話が見たいです… (9月10日 9時) (レス) @page50 id: 662bc22703 (このIDを非表示/違反報告)
山椒(プロフ) - 名前無しさん» 呼んでいただきありがとうございます。mct-aの中ですとhbcさんが最推しです。あのキュートなフェイスから繰り出される歌声に一瞬で沼に頭まで突っ込みました。 (9月10日 1時) (レス) id: f5f4bc70ee (このIDを非表示/違反報告)
名前無し - この、作品最高ですね！！ 山椒さんは、MCTーAの中で誰が最推しですか。良ければ応えて欲しいです！！ (9月9日 20時) (レス) @page45 id: 3d9b2f4f9b (このIDを非表示/違反報告)
山椒(プロフ) - 星乃 生日さん» ありがとうございます。昨日、作り終わってさぁ作品見直してお直しないかなとみたらデータが全部消えて、魂抜けたようにねました。書き直し前よりも良くなったと言われ大変嬉しいです。ありがとうございます。 (9月9日 19時) (レス) @page45 id: 40b76ff57a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山椒 | 作成日時：2025年9月5日 1時
