27話 ページ34
焦った顔で部屋に急いで入ってきたのは、佐伯と伊波。
そしてその後ろから何事もなかったかのように小柳が入ってくる。
sik「大丈夫だった！？けがはない！？」
inm「さっきの男たちは俺らがしっかりぶん殴ったから安心して！」
kyng「…大丈夫なのか。体調は」
「っあ、はい。…大丈夫で、す。その、佐伯さん、伊波さん…と、小、柳さん」
sik「っへ？なんで、名字？」
hbc「テツ、ライこっち来い。」
緋八は立ち上がると小柳をAを護らせるために残し、2人を呼んで部屋の外に歩いて行った。
―――――――――――
No side
sik「ねえマナ君！Aちゃんどうしちゃったの！？僕のこと名字で呼んで」
hbc「分からん。でも、俺のことも名前やなくて緋八さんって言われた。」
inm「！？噓でしょ！？」
hbc「俺たちがもっと早く助けに行ってれば、あんな怯えさせへんかったのに。」
くそっ！！と緋八が壁を思いきり殴る。助けてもらいに来たヒーロー本部を、彼女にとって恐怖の場所にさせてしまった。
inm「とりあえず、あの男たちは、警察に引き渡した。ここもクビになるのは確実。」
sik「でも、Aちゃんはどうしよう。このままだと治療もできなくないし…それ以前に多分人との関わりも難しそうだね。」
inm「あの怯えようはそうだよね。何されたのかわかんないけど、相当な恐怖をあたえられたみたい。」
苦虫を嚙み潰したように、顔をしかめる2人に緋八は深呼吸をし覚悟を決めたように顔を上げる。
hbc「さっきの検査。Aちゃんが受けれるようになったら、俺がやる。」
sik「マナ君？」
hbc「元々はKOZAKA-Cを取りこぼした俺に責任がある。やから、Aちゃんのケアも、治す方法も俺が全部、責任取る」
inm「マナ…？」
hbc「俺ができるんはそれしかあらへん。せめてでも、あの子を助けれるんは俺ｇ sik「だったら！！」」
sik「だったら、僕にも責任がある！僕もその場にいたし！僕も取りこぼした責任があるから、なによりAちゃんを助けたい！」
hbc「…テツ。」
inm「なら俺も助ける。俺から関わりに行ったし、それに俺はあしやさんとクラスメイトだし。」
佐伯と伊波も助ける意思をもった目で緋八を見つめる。
ぽかんとした顔をしていた緋八だが、2人の覚悟をみるとふっと笑う。
hbc「じゃあ、戻ってどうするか考えんで」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 684人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
山椒(プロフ) - りんさん» 一気見していただきありがとうございます。usmさんとのがっつりラキスケ、かしこまりました。 (9月10日 10時) (
レス) id: bab0fe96b6 (このIDを非表示/違反報告)
りん - ワクワクしながら一気見させて頂きました。usmとのがっつりラキスケらusmが上手なお話が見たいです… (9月10日 9時) (レス) @page50 id: 662bc22703 (このIDを非表示/違反報告)
山椒(プロフ) - 名前無しさん» 呼んでいただきありがとうございます。mct-aの中ですとhbcさんが最推しです。あのキュートなフェイスから繰り出される歌声に一瞬で沼に頭まで突っ込みました。 (9月10日 1時) (レス) id: f5f4bc70ee (このIDを非表示/違反報告)
名前無し - この、作品最高ですね！！ 山椒さんは、MCTーAの中で誰が最推しですか。良ければ応えて欲しいです！！ (9月9日 20時) (レス) @page45 id: 3d9b2f4f9b (このIDを非表示/違反報告)
山椒(プロフ) - 星乃 生日さん» ありがとうございます。昨日、作り終わってさぁ作品見直してお直しないかなとみたらデータが全部消えて、魂抜けたようにねました。書き直し前よりも良くなったと言われ大変嬉しいです。ありがとうございます。 (9月9日 19時) (レス) @page45 id: 40b76ff57a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：山椒 | 作成日時：2025年9月5日 1時
