26話 ページ33
※やっとmct-aが出てきます。
『ぎゃはははははっ！助けてヒーローだってよ！！防音になってんだから聞こえるわけないのに助けを求めちゃって！かっわいそう！』
『さぁて、生乳ちゃんを拝ませていただきますかなぁ！』
誰も助けてくれない。ヒーローなんて、いなかったんだ。
服を破られるのに抵抗ができず、ただ震えることしかできない。
ﾋﾞﾘｯと胸元の生地が破れる音がする。
もう諦めるしかないとズボンを握る手を緩め、静かに涙を流していると何かが壊れる音がした。
「っ何しとんねんお前らぁ！！」
「っ！」
聞こえてきたのは、数時間前に話していた関西弁の声。
だが彼らはきっと帰っていたはず、これは私の幻聴なんだ。きっと危機に陥って、出てきた幻なんだと無理やりにでも納得させる。
「Aちゃんに何してんだよ！」
「その手、離せよ！」
扉を壊した人の後から、2人の男性の声がする。
少々ハスキーな声と、男性にしては高い声の持ち主、さらに
「ﾁｯ……胸糞わりぃんだよ。」
先ほどまで彼女のことを敵対視していた人の声が聞こえた。
目をつぶっていたため、何が起こっているのかわからないが周りでは男性職員のあせる声と何かバタバタと騒がしい。
十数分後、音が静かになったと思ったら目の前で服が擦れる音がした。
「…Aちゃん。目、開けてええよ。」
優しく声を掛けられ、そっと目を開けるとそこには緋八が膝まづいていてこちらを心配そうに見上げていた。
「ひ、ばち…さ」
hbc「っ！！…マナでええよ。ごめんな、助けるの遅くなって。」
「い、え…緋八さん達は何も悪くなくて。こ、KOZAKA-Cが全部、わる、くて」
緋八はあの男性から助けてくれた。なのに、震えが止まらない。
全部KOZAKA-Cが悪いからと、口角だけでも無理やりにでもあげて笑う。
hbc「ごめん、ごめんな。ヒーローが所属してる本部やからって、怖い思いさせて、Aちゃんが助かるように連れてきたのに、余計に被害にあうような目に合わせてしまって。ほんまにごめん。」
そういった緋八は頭を下げる。
なんで、この人は謝ってるの？全部KOZAKA-Cが悪いのに、悪いのはあの男性職員たちなのに、私が安心しきってたのが悪いのに。
困惑した目で、緋八のつむじを見つめる。すると、部屋の外からバタバタと足音が聞こえてきた。
「「Aちゃん！！/芦屋さん！！」」
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山椒(プロフ) - りんさん» 一気見していただきありがとうございます。usmさんとのがっつりラキスケ、かしこまりました。 (9月10日 10時) (
レス) id: bab0fe96b6 (このIDを非表示/違反報告)
りん - ワクワクしながら一気見させて頂きました。usmとのがっつりラキスケらusmが上手なお話が見たいです… (9月10日 9時) (レス) @page50 id: 662bc22703 (このIDを非表示/違反報告)
山椒(プロフ) - 名前無しさん» 呼んでいただきありがとうございます。mct-aの中ですとhbcさんが最推しです。あのキュートなフェイスから繰り出される歌声に一瞬で沼に頭まで突っ込みました。 (9月10日 1時) (レス) id: f5f4bc70ee (このIDを非表示/違反報告)
名前無し - この、作品最高ですね！！ 山椒さんは、MCTーAの中で誰が最推しですか。良ければ応えて欲しいです！！ (9月9日 20時) (レス) @page45 id: 3d9b2f4f9b (このIDを非表示/違反報告)
山椒(プロフ) - 星乃 生日さん» ありがとうございます。昨日、作り終わってさぁ作品見直してお直しないかなとみたらデータが全部消えて、魂抜けたようにねました。書き直し前よりも良くなったと言われ大変嬉しいです。ありがとうございます。 (9月9日 19時) (レス) @page45 id: 40b76ff57a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山椒 | 作成日時：2025年9月5日 1時
