【njsj】これは誤解なんです！【MCT-A】

18話 ページ21

？「いや俺は泊まるつもりもねぇから！！帰るっつってんだろ！！」

hbc「まあまあまあ、ロウお願いやって俺らを助けるつもりで泊まってくれや」

？「いやマナもヒーローだろ、自分で自分のこと守れや」

sik「お願いだってロウ君！俺らのためを思って助けてよぉ〜」

？「あ"ーイッテツもしつけぇ！だから本部に長居するつもりも泊まるつもりもねぇんだって言ってんだろ！！」

伊波に無理矢理廊下を歩かされていると、少し明かりが見えたところで男性3人がワーワーギャーギャーと争っている。
緋八と佐伯が1人の男性を腕やら腰やらに腕を回し、お願いお願いとすがっている。

inm「ロウも諦めたらいいのにまだ、嫌がってんのね。芦屋さん、ここでお願いがあるんだけどいい？」

「えっ、あの人会ったことも喋ったこともないのに私が行くんですか」

inm「ちょーーっとだけ驚かすだけでいいからさ、ね？ちょっとだけ！わぁっ！って感じで」

「わ、わぁって、そんな初対面で失礼なことできませんって」

inm「なんとかなるから大丈夫だって！これ被っていって良いからさ！」

と、伊波に被せられたのは長髪のカツラ。しかし整えられた髪ではなくボサボサで前もギリギリ見えるくらいの長さに雑に切られたものだ。

「えっ、なんでこれを被せたんですか？」

inm「まーまー、これではい！3人を驚かせてきてください！」

いってらっしゃーいとニッコニコの伊波に見送られ、やるしかないのかと、諦めて一息つきどうせなら本気でやってやろうと意気込み、歩みを進めた

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No side

3人が泊まって、いや帰る！と押し問答をしていると、遠くからひた、ひた…と足音が聞こえてくる。
帰る帰ると言っていた、小柳ロウがその足音いち早く気づき、途端に体が止まる。
そう、小柳はホラーが大の苦手である。
暗闇から聞こえる足音の方にｷﾞｷﾞｷﾞｯと音が聞こえるくらい、首をゆっくりと動かしそちらをみる。

残る緋八も佐伯も小柳のそんな表情を見ておかしいと思ったのか、小柳が見つめる先に顔を動かす。

暗闇の中から見えたのは、足取りがおぼつかない裸足の女のようなもの。
髪もボサボサで、顔が見えない。
そんなわけのわからないものが3人に近づいて行き、明かりが当たったところで、髪の長いそれは顔をあげにたらと笑った。

sik/hbc/kyng「「「っぎゃぁあぁああっ！！」」」

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