検索窓
今日:1 hit、昨日:49 hit、合計:230,712 hit

#09 ページ9

.










なんなんでしょう、このお兄さんは。







お兄さんは私を抱き締める腕をそのままに

「お前、抱き心地最高。久々によく寝れたわ」て、

頬を私の頭に寄せてきてさらに密着してきた。







なんか、恥ずかしい。










「で?具合は?」








『あ、お陰様で元気になりました。

・・・ありがとう』








「おー」









昨夜は意識が朦朧としてたけど

薬や冷却シートとかお世話をしてもらったのを何となく覚えている。






でも・・・なんで?








『私なんでベッドで寝てるの?』







「俺がベッドまで運んだの。

床で寝る病人がどこにいんだよ」







『だって、冷たくて気持ちよかったから』








「アホだな」











お兄さんはサラッと悪口を吐いてベッドから身体を起こした。






私もベッドから出て2人でリビングに向かう途中に

美味しそうな匂いが鼻を掠めた。












「・・・はよ」








「おはよ竜胆」








『・・・?』











リビングにつくと、リンドウと呼ばれたクラゲ頭のお兄さんが何やら料理をしていて。






え、このお兄さんも誰・・・?









カウンターテーブルに座らされて

クラゲ頭のお兄さんに「オマエはコレな」て、フワフワの卵が乗ってるお粥を差し出された。





うわ、美味しそう・・・










「竜胆気が利く〜♡」








竜胆「熱いから気をつけて食えよ」







『えっ、あ、はい・・・』









って、普通に会話しちゃってるけど・・・








『オカシイよね?』








「あ?何が」










私を助けてくれたお兄さんは私の隣で珈琲を飲んでて

お粥を出してくれたクラゲ頭のお兄さんも対面式のキッチンで珈琲を飲んでる。







何か完全に和んじゃってるけど、この人たち誰?











.











.












.

#10→←#08



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (217 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
914人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

@じゅら - ちょっと待って待って待って(?)  うん(?)神 (12月18日 23時) (レス) @page42 id: d21974408e (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 蘭ちゃん…♡ (2022年11月14日 19時) (レス) @page1 id: aa189a2955 (このIDを非表示/違反報告)
生卵 - 廉君乙ですねえW (2022年2月20日 21時) (レス) id: 15515428c9 (このIDを非表示/違反報告)
生卵 - 夢主ちゃんになりてえww 更新頑張って下さい!! (2022年2月20日 21時) (レス) @page38 id: 15515428c9 (このIDを非表示/違反報告)
ルンルン(プロフ) - 蘭ちゃん最高!!更新頑張ってください!!!!!! (2022年2月19日 13時) (レス) id: 9c620ed8f3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:airi | 作成日時:2021年12月16日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。