社 長 秘 書 ( 黄 ) １８

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淳太は最初から気付いていたみたい。


私がどこか落ち着きがなくて、

張り切って空回ってる姿を見て

おかしくて楽しんでいたらしい。



淳「 Aの笑った顔、今日見てへん。」


♡「 だって、いっぱいいっぱいだった、」


淳「 はぁ、… アホやな。」



少し呆れた顔して私のおでこを軽くどついた。


淳「 俺、誕生日やぞ。」


♡「 … 、おめでとうございましゅ、」


淳「 １年に１回しかないねん。」


♡「 おっしゃる通りで、」


淳「 誕生日くらい、楽しく過ごしたいけどなー。」


♡「 … 、ご、ごもっとも！！！！ 」


淳「 じゃあ、俺の言いたいことわかる？ 」


♡「 まだ今日、４時間ある！！ 」


残りの４時間、

精一杯！淳太を楽しませますとも！！←



♡「 だから、…… えーーっと、」



改めて、淳太の首元に手を回して

ぎゅううううっと強く抱き着いた。



♡「 淳太おめでと！だ、いすき！！！ 」


淳「 やっといつものAに戻ったか、」


♡「 お！め！で！と！！！！！！ 」


淳「 うっさいわ、耳元で、(笑) 」


♡「 ３１歳のジジイ、おめでと！！！！ 」


淳「 おい、あんま調子乗んな。」


思いっきり、引き剥がされて

立場逆転。羽交い締めにされた。



淳「 夜ごはん、何すんの。」


♡「 んん…… 、淳太何食べたい？？ 」


淳「 そやなぁ、…… あれ食べたい。」



Aのチャーハン、食べたいって

誕生日メニューらしくはないけど、

淳太のいま食べたいものを

私は美味しく作ることが淳太にとってはご馳走なんだ。←

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