社 長 秘 書 ( 黄 ) １８

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♡「 ……………… はっ！！ 」


気がついたら朝だった。

いつの間にか眠ってしまったみたいで

いつもと変わらない朝を迎えてしまった。


…… こんなはずじゃなかったのに！！！


淳太の誕生日をこんな平凡に！！

過ごしていいわけがない！！！！！( 怒 )



朝ごはん！朝ごはんをまず作ろう。

本日は豪勢に朝からローストビーフだぞ。

ローストビーフのサンドイッチを

作るんだぞ！？ふふふ、特別感あるでしょ。




♡「 …… バケットがない！？ 」


しまった、肝心のフランスパンくんがない。

え。昨日買ったのにおかしいな。



ゴミ箱を除くと、フランスパンの袋が捨ててあった。

……… あのジジイ( 淳太 ) 、パン食べたな。


ローストビーフは前日作っておいたから、

……… 米をたくか！ローストビーフ丼だ。



早炊で頼む。炊飯器くん。


♡「 あ！もう、プリキュアが始まる時間！ 」


急げ！化粧も時間かかるんだぞ私！

髪の毛も巻き巻きするんだから！！！！


朝から１人大運動会ですかってくらい

この日は１人でバタバタしていた。



淳太は気がついたら起きてて

ソファで英字新聞見て寛いでた。


カッコつけて、… ちゃんと理解してんの？←




♡「 はい！淳太！ごはんできたよ！ 」


淳「 … 朝から重いな、( 苦笑 ) 」


♡「 ごはん、炊きたてだからおいしいよ！ 」


さ、急いで食べて支度しなきゃ。

はい、いただきまーーーす。


♡「 … っ、あつ！あつ！？あちぃ！( 涙 ) 」


ごはんが炊きたてで暑すぎて

舌を火傷した。なにこの災難。


しかも、朝からこの量多すぎた。失敗。


でもそんなの今更過ぎて何も言えない。



♡「 あーーー、美味しいなぁ。」( 棒読み )


淳「 これAが全部作ったん？ 」


♡「 う、うん。そうだよ。昨日ローストビーフ作っといた。」


淳「 すごいな、こんなん作れるようになったんやな。」



ニコッと柔らかく笑う淳太に

ドキッとして、照れくさくて口いっぱいにごはんをかきこんだ。

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