社 長 秘 書 ( 黄 ) １８

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あのあと、淳太を無理矢理誘って

普通の少し広めのプールに入った。


浮き輪で浮かんでるだけ。

それだけでも楽しいもんだよ。



淳「 A、」


♡「 はいー？ って、ぎゃ！なに！？ 」


顔をあげると、思いっきり水かけられて

鼻に入った。すっごい痛い。



淳「 めっちゃブスやな、その顔 (笑)」


♡「 むかつく！！おりゃ！ 」


こうやって始まった水の掛け合いっこ。

お風呂とかでもたまにやるけど

まさかいい大人( 25歳と30歳 )が

ちびっこ達の周りで水を掛け合うとは … 。



でもこれがすごい楽しくて

盛り上がってしまった、




♡「 はー！楽し、 ………… っ、！ 」


楽しかったはずなのに、

顔が真っ青になる出来事が起きてしまった。



ない、


指輪がない。





え、まって。落ち着いて。

ここのプール来る前に濱ちゃんと

たこ焼き買った。その時指輪自慢した。


…… うん、その時はあった。


………… ここか！？ここで落としたのか！？


必死に足で水中探してみたけど見つからない。


………… 嘘でしょ、まって。



淳「 なんや、急に固まって。」


♡「 え？なんもないよ？ 」


まって、どこ？どこ行ったのかな。

頭の中いま指輪のことで頭いっぱい。


とりあえず必死に水中を

目ぇガン開きになして探しまくった。

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