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望「 いってきまーす。」
『 望くん、行ってらっしゃい。』
望「 はいはい、今日夕方には帰るわ。」
『 早いのね、… じゃあ急なんだけど今日の夜家族で出かけるから。望くんも一緒に来て欲しいんやけど… 』
望「 ん?そうなん?わかった!学校終わったらすぐ帰るわ。」
♡「 望、行ってらっしゃい。」
望「 ん?A今日は仕事休みなん? 」
♡「 うん、有給使ったの。」
望「 ちぇ、俺だけかよー、いってきます! 」
望は専門学生2年目。私は社会人2年目。
お互い進学と就職で進路は別れてしまった。
でも帰る場所は一緒だしね、同じ家だし。
『 A、望くんに言うてないん? 』
♡「 … まぁね、」
『 …言い難いやんな、… 無理してへん? 』
♡「 え… ?」
『 お母さんは、… Aには無理して欲しくない。』
♡「 無理なんて… してないよ。」
『 今まで、Aには我慢させてきた。… せやから、もう我慢する必要はないんやからね?Aには、… お母さん、幸せにしてほしい。』
そう言ってお母さんは心配そうな目で見つめた。
♡「 お母さん、ありがと。私、無理してないよ。彼氏もいないし、… きっとご縁があったんだよ。この人と、」
そう言って、私はニコッと笑った。
いま、ちゃんと私は笑えてるのかな?
鏡がほしい。
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作者名:おぽむこ ぽめこ( ˙-˙ ) | 作成日時:2018年1月20日 21時