許嫁を迎えに行きます【2】 (ページ4)

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大学2年生になった。

共通の教科の授業が減って

医療関係の教科か格段に増えた。

難しいことも多くて

なんとかついていってるって感じ

北斗君はグループを組んで1周年だったみたいで

イライラしてたりなんか妙に甘えてきたり

情緒不安定なの？ってことが増えた。

彼は彼でいろいろあるんだと思う。

あんまり深くきかないけど…

今日は北斗君のママに会う。
　
北斗くんにも伝えてて、

仕事だから会えるかわからないって

お母さんとは勉強のことがほとんど。

でもお友達？ってくらい仲良くなった。

もし嫌な姑だったら

とっくに許嫁という関係を終わらせていただろう。

母「学校ど？大丈夫？」

『んー。まだ単位は落としてないよ(笑)』

母「北斗とはー？」

『んー最近なんかあった？』

母「詳しくは知らないけど、私には何も言わないからね」

ママも心配してるみたい。

母「ご飯食べてく？」

『んーどーしよ』

ガチャっと玄関で音がすると

すぐリビングの扉が開いた。

「まだいた」

『おかえりなさい』

「部屋行こう。まだ帰らないよね？」

私の腕を引いて"ね？"って

お母さんををチラッと見れば、

行っておいで！って

　
彼に引かれて彼の部屋に入る。

彼の部屋の壁に背中を預けて座れば

彼も横に座って身体を私に預けてくる。

『北斗君？』

「やっぱりAは安心するな〜」

『なにそれ(笑)』

「ハグしていい？ここおいで」

北斗君は身体を起こして脚を広げた

ここに入れと？バックバグさせろと？

『え〜いいよ〜』

「Aはいいかもしれないけど俺がしたいの」

私の後ろに無理やり入ってくる

ギュッと抱きしめられればもう動けない。

首元に顔を埋めてくる北斗君

もしゃもしゃの髪と少し冷たい鼻先が当たって

こしょばゆいし恥ずかしい

『近くない？』

「ちょっとあなたうるさいよ」

仕事から帰ってきた北斗君は甘えたモードで

多分なんかあったんだと思う。

きかないけど。

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