許嫁を迎えに行きます【2】 (ページ18)

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さっきのマネージャーさんが

みんなを迎えにきた。

じゃーね！ってぞろぞろと帰っていく中

最後北斗くんが連絡するって言って帰っていく。

MG「もしものために連絡先を交換してもいいですか？」

『あ、はい。』

ここに電話おねがいします！って名刺を差し出して

それを受け取ると「でわ！」って帰っていった。

あまりにも一瞬でスマートで、

やっぱり大人の人ってちょっとかっこいいし

なんか憧れる。

ママが迎えにきて車に乗り込んだ。

部屋では脱いでいたカーディガン。

何気なくポケットに手を入れると

1枚の紙が入ってる。

あれ？なんか入れたっけ？

なんの疑いもなく紙を開いた。

登録して
090-xxxx-xxxx
樹

番号が書かれた紙。

直接言えばいいのにこんな

紙に書いて私が落としたらどうすんだよ。

家に帰ってカバンの中から荷物を取り出すと

似たような紙が4枚出てきた。

・またゲームしよう。
・何かあったら。
・いつでも電話して。
・念の為に。

みんな一言と番号を。

たまたま5枚揃ったのか

みんなで入れよう

ってことになったのか。

どっちにしてもみんな北斗くんのこと

大好きなんだなって伝わってきて

胸がほっこりした。

一枚ずつ登録して

ひとりずつメッセージを送る。

それと北斗くんにも。

A愛されてるね

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