・7 ページ8
・
『うわー、雨だね。どうする?』
悟と2人での任務だった。
任務先までバスで行ったまでは良かったが、帰りに雨が降り始めた。
高専最寄りのバス停について、補助監督さんに迎えに来てもらおうと思った。
『…歩いて帰ろうぜ。』
「え、雨だよ?」
「ほら、」と差し出された手を取った。
すると彼は雨の中を歩き出した。
『ちょっと…、ってあれ?』
雨は降っているのに、全く濡れなくて悟の術式が雨から守ってくれていた。
だから手を繋ぐんだね。とようやく理解した。
少し話をして、沈黙が続いた。
そのまま高専へ帰ってきて、何故だか手は離れずに寮の部屋の前まで送ってくれた。
「じゃーな。」
『ありがとね、おかげで濡れずに済んだ。』
ヒラっと手を振って自分の部屋へと向かってしまった。
…なんか悪いことしたかな。
・
110人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くまこ(プロフ) - 蒼さん» コメントありがとうございます😭✨そう言ってもらえてすごく嬉しいです! (2022年2月9日 3時) (レス) id: 73baee915b (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - とてもいい作品でした。夢主さんは綺麗な散りかたをしていて綺麗な作品だと思いました。(うまく伝わっていなかったらすみません) (2022年2月4日 22時) (レス) @page18 id: edd403d320 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:くまこ | 作成日時:2021年8月18日 0時