モブ？モブイン？いやいや多分準レギュラー2

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それにしても暑いね……と2人で呟いてあたしは大切なことを思い出した


『そういえば皆ちゃんと水分補給してるー？』


そう問えばあっ､と思い出したようにちびっこ達が目を見開く
こりゃ皆水分補給のすの字もなかったろうな､と心の中で苦笑いしながらさてと､とあたしはベンチから腰を上げる


『君達に軍資金を渡そう｡着いて行くから好きな飲み物自販機で買っていいよ』

「えっ､良いのか！？」

「ありがとうございます！」

「ありがとう､Aお姉さん！」


真純どうする？と声をかけると､僕はここらでお暇しようかなと答えた
えー､もう行っちゃうの？と残念そうに呟けば､またすぐ会えるさと笑いながら公園を後にした


『またとは……？』

「Aさん！行きましょう……って､あれ､世良さんは……」

『帰っちゃった』

「そんな…！ちゃんとお礼したかったのに……」


残念そうな顔をする光彦くんの頭を撫でてまた会えるって､と伝えるとみるみる彼の顔には笑顔が戻った
4人で公園の外にある自販機に向かっていると､反対方向からコナンくんと哀ちゃんが歩いてくるのが見えた
時間的におやつ過ぎくらいなので､沖矢さんとの話にはキリが着いたのだと見て取れる
ちびっこ達3人も気づいたようで､駆け足で彼らに近寄っていく


「よっ､オメーら」

「やっと来たー！」

「お話終わったんですか？」

「灰原も結局来るんじゃねーか！」

「気分よ､気分」


やっぱり灰原って哀ちゃんだったんだ
2人はあたしに気づくと手を振ったり小さく会釈したりとバラバラの反応を示してくれたので､あたしも笑顔で手を振り返した

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