モブ？モブイン？いやいや多分準レギュラー

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そろそろ行くわ､と快斗が言うのであたしは待って！と彼を引き止めた
そして彼を真っ直ぐ見据える


「な…んだよ…」


あたしの真剣な表情に驚いたように声を出す快斗
あたしの放った一言は＿＿＿


『快斗ん家の今日のご飯なに』

「……は…？…オルトラーナのパスタだけど……」


一瞬戸惑った様子だったが､ちゃんと返してくれた

適応力抜群かよお前


『だってさ蘭』

「えっ！？……パスタは昨日しちゃったなぁ…」

『……ドンマイ』

「何で俺フラれた感じになってんだよ！」


そんな憐れむような目を向けるな､と快斗にはチョップされ､蘭は苦笑していた
じゃあな､と今度こそ別れると､蘭がすかさずあたしに言う


「新一にそっくりね､黒羽くん」

『あたしも入学当初思った』


あれ､この返しさっきもしたな

アイツ､本当に何してるんだろう､と怒ったように､しかし愛おしさも込められているような口調で蘭が呟く
あたしはあえて何も答えずに快斗の去った方を見ながら､さぁ？の意味を込めて肩を竦めた
お昼の突然のメールには怒っていたが､今日1日､蘭は何回も寂しそうにして工藤の席を見ていたのをあたしは知っている
それを言ったら否定されるんだろうけれども


『蘭って本当に工藤のこと好きだよねぇー』

「ちょっと！いきなり何言って…！ていうか私は新一のことなんてただの腐れ縁としか思ってないんだから！」

『はいはい』


あたしが適当に返事をすると､信じてよ､と言われる
しかしいくら言われてもこのことだけは信じることは出来ない
それはクラスの皆も同じはずだ
未だに否定している蘭をまぁまぁと落ち着かせて､買い物を再開する
Aのバカ､と言われたけど赤面されて言われてもなんの攻撃力も無い








嘘です軽く昇天しかけました
蘭の赤面＆バカはヤバすぎる
工藤､一生のお願い
蘭ちょうだい


"やるわけねぇだろバーロー"


『あっ！待って！今工藤にバーローって言われた気がする！』

「A､幻聴だから安心してね」

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