ひきこもりでもシェアハウスしたい！パート１

浦島坂田船 裏千家 体調不良 ページ25

9.天月さいど

うらたさんが胃腸炎になって約5日。吐くのは落ち着いたけど、まだお腹は緩いし熱も下がらない。

うらたぬき「んんー…」

天月「うらたさん？目覚めた？」

うらたぬき「なんか、あたまぼーっとする…」

天月「熱あんまり変わってないかなぁ。気持ち悪いとかお腹痛いとかは？」

うらたぬき「気持ち悪いのは大丈夫…。お腹まだ痛い…」

うらたさんのお腹に手を当てるとまだゴロゴロと嫌な音が鳴っていた。

天月「まだゴロゴロしてるもんねぇ…。なんか飲めそう？」

うらたぬき「ん。飲む…」

温めたポカリをスプーンで掬って口に運ぶ。喉仏が動いたのを確認して何回かに分けて飲ませた。

天月「ずっと熱高いのしんどいでしょ。解熱剤飲もうか」

小さく頷いたのを確認して、ゼリーと薬局で買った薬を持ってうらたさんの元に行った。

何口か食べさせて、解熱剤を飲ませた。副作用なのか薬が効いてきたのか、はたまた両方なのか分からないけど目がトロンとしてきてる。

このまま眠れるように、頭を撫でた。

そらる「ただいまぁー。うらたくん体調どう？」

天月「おかえりなさい。お疲れ様です。さっき目覚ましたので解熱剤飲んでもらって今寝させました」

しばらくすると、取材に行っていたそらるさんが帰ってきた。手洗いうがいをして、こちらにやってくる。

そらる「よいしょ。頭痛そうだね。気圧下がってきてるし、偏頭痛かな」

天月「解熱鎮痛剤飲ませたので、頭痛もよくなると思うんですけど…」

そらる「あ、そうなんだ。ならよかった」

スヤスヤと眠るうらたさんを見ながら、そらるさんと他愛もない話をした。

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