やかましさレベル14 ページ16
ヒラ「今朝、大変だったでしょ？俺達のせいでほんとにごめんね…」
優しい声でなだめてくれるヒラ。
そうです、わたし大変だったんです！
一学期でクラス馴染めたと思っていたらいきなり避けられ始めるし、
奈々美は留学してしまうし、
わたし、
…わたし、
『…うぅうぅぅぅぅう………』
…なんて色々考えていたら、涙が出てきてしまった。
こーすけ「え、ちょっと、おいヒラ」
ヒラ「えっ、お、俺のせい…？」
慌てるふたりの声が聞こえる。
泣いている中、かろうじてまだ冷静な脳みそで考える。そういえばなんで私は昨日知り合ったばっかりの男四人に囲まれて泣いてるんだ。
はやく涙を止めなければ…
そう思いがんばって止めようとするけど、その度に勢いよくドバーーッと溢れ出てきて涙が止まる気配は無い。
キヨ「…言いたいことがあるなら言えよ」
いきなり泣き始めた私を流石に見かねたのか、半ば投げやりな言葉遣いて話しかけるキヨ。
けれどその声は明らかにさっきまでとは違う、優しい声だった。
その声を聞いたら、なんかもう、どうでも良くなってしまった。
『…いいえ。何でもないです。今一瞬気が迷っただけです』
キヨ「…」
フジ「そっか、気が迷っただけか…
ってそんな訳あるかい」
『エッ』
フジ「さっきのって、我慢の糸が切れたからじゃないの？
無理はさせたくないから、自分の主張はちゃんとね」
『あ、ハイ…』
意外とそういうところ厳しいんだな、フジ。
でもきっと私を思いやってくれてるんだろう…
『…あの、わたしメンタル激弱なので、せめて友達関係は穏便にしたいと思って、一学期からがんばって敵を作らないで来たんです
そのお陰で優しい親友もできて…
でも二学期になってからは、クラス女子の全員から好奇の目とか嫉妬の目で見られるし、挙句の果てに親友は明日からアメリカに留学してしまうし』
ヒラ「うわ、それは踏んだり蹴ったりだねえ…」
こーすけ「俺達のこともだいぶ関係してるけどな…」
『それでなんかもう、どうすればいいのかわかんなくなって、…泣いちゃいました！あはは…』
って、私はこいつらに何自分のことベラベラと喋ってるんだろう…
私はこいつらの囲いの女子を追っ払うために協力してあげてるだけで、それ以外は全く関係ない他人なのにね。
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彩和 もい(プロフ) - 更新頑張ってくださいヽ(*´∀｀)ノ (2018年2月20日 12時) (
レス) id: cf97d4a08d (このIDを非表示/違反報告)
たんさん - つきなさん» 面白いです！好きです！！更新頑張って下さい！！！応援してます！ (2018年1月20日 15時) (レス) id: d53bb8243c (このIDを非表示/違反報告)
つきな(プロフ) - yasetaiさん» えええ、ほんとですか…？！そう言ってもらえると力になりますありがとうございます；；頑張っていこうと思います！ (2018年1月5日 16時) (レス) id: 2e285cceec (このIDを非表示/違反報告)
yasetai - やばいですめっちゃ好きです！更新頑張ってください！！ (2018年1月5日 15時) (レス) id: 071f62e8cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つきな | 作成日時：2018年1月3日 9時
