熱がうつるじゃないか! ページ43
高杉side
高「何食う?」
「ん...なんか...」
高「何かってなんだよ
ったく、お粥なら食えるだろ?」
「んー。」
何気ない会話だったが、前にもこういうことあったな...と思い出した。
あの時はAが嫌な事思い出しちまってそのまま熱が出たんだっけな。
あの時はコイツはまだ俺のこと「せんせー」って呼んでたんだよな。
懐かしい...
さっさとお粥を作ってAの元に行くとぐっすりと眠っていた。
高「やっぱ俺からしたらガキなのか。」
まだ幼さが抜けないように思える。
汗で張り付いた前髪をそっとよけると、んぅ...と軽く唸った。
俺ァコイツにベタ惚れ、なんだよな...
じゃなきゃ一緒にいねぇか。
チュッ
高「好きだ、A。
早く良くなれよ」
おでこにそっとキスをした。
Aside
__好きだ
...?
チュッ
__早く良くなれよ
...晋助?
これは、夢?
なんだかボーッとするしはっきりしない。
それにしても暑いな...
それに、まだ寝ていたい...
.........
「ん...?」
高「やっと起きたか。
ほら飯だぞ。」
「あぁ、、、うん。」
高「調子どうだ?」
「朝よりは少しまし、かな、」
高「そうか。ったく、早く良くなれよ」
「ふふっ、素直な晋助もいいね」
高「あぁ?」
「可愛いって言ってんの」
高「誰が可愛いだ。無駄口叩くな。その口塞ぐぞ」
「晋助が言うとなんかえろいね」
高「何想像してんだァ?」
「べ、別に何も!ていうかそっちの方に話持っていかないで!」
高「そっちってどっちだよ。そもそも言い出したのはテメェだろうが。
ま、お望みならしてやるよ」
チュッ
「!?!?」
高「お前の唇熱いな。まだ熱が下がってねェみてェだな」
「口で体温測るとか初めて聞いたわ。てか風邪うつったらどうすんの」
高「そんときは看病してくれるんだろ?」
「そりゃそうだけど...」
高「ククッ 楽しみにしとく。
まぁ今日はもう寝ろや」
「う、うん...」
楽しみにしとくってなんだよ。
風邪ひく気満々なの?
とか思いながら寝た。
ぐっすり眠ったあとすっかり良くなった。
残念ながら熱がうつってなかった晋助は心底残念そうにしていましたとさ。
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桜綴(プロフ) - 更新頑張って下さい!応援してます! (2019年3月6日 17時) (レス) id: 25171f0d20 (このIDを非表示/違反報告)
レミリア(プロフ) - 一気読みしたんですけど、すごく面白いです!もう神作品をありがとうございますぅぅぅぅ!! (2018年11月12日 18時) (レス) id: eda7096c6e (このIDを非表示/違反報告)
やや(プロフ) - すごく面白いです!!!!リクエスト思い付いたのですが「夢主が死にかけてそれを看病する」って言う話をお願いします (2017年12月24日 18時) (レス) id: 551e634984 (このIDを非表示/違反報告)
縷僂(プロフ) - もっちーさん» お久しぶりです!いつもリクエストありがとうございます。看病ですね、わかりました! (2016年12月4日 22時) (レス) id: dc46cf8f95 (このIDを非表示/違反報告)
もっちー - お久しぶりです!リク思い付いたのですが、『夢主が熱を出して高杉が看病する』っていう話をお願いします! (2016年12月4日 21時) (レス) id: f510f46e68 (このIDを非表示/違反報告)
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