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少しだけ、喧嘩(口論)描写がございます。
お気を付けくださいませ。
＿＿＿＿＿＿＿＿
Yellow.
とりあえず、パパっと先に着替えて、樹のを手伝う。
熱は上がりきったのか、寒気はあまりないようだから、すこしだけ安心する。
全員で看病するのはアレかなあと思い、誰が家に行こうかと話し合っていた。
「ねえ、さっきからなんなの」
北斗に向けられたそれは、慎太郎には似つかわしくない、低い声だった。
当の本人は、唇をきゅっと噛み締めて、右へ左へ目を泳がせている。なんだか違和感を覚えたけれど、考える間もなく慎太郎は続けた。
「みんな動いてんのに、どうして北斗は何もしないの。意味わかんないよ」
「ごめ、なさい…っ、……ほんと、ごめん」
キリッと北斗を睨みつける慎太郎の肩を、「まあまあ」とジェシーが優しく叩くけれど、1度溢れた感情は、中々鎮まらないようだ。
咳き込んでいる樹を見つめながら、呪文を唱えるみたいに小さな声で謝り続ける北斗は、やっぱりちょっと変だ。
「だから、謝ってほしいわけじゃ、」
慎太郎の言葉を、北斗は遮った。
「おれのことなんか、ほっとけよ……っ！」
声を荒らげた彼はまた小さく謝り、俯いた。そして、右足を少しだけ後ろへ滑らせて、後ずさりをする。
――途端、俺は目を見張った。
グラッと北斗の体が傾いて、
突然のことで頭が真っ白になった俺を含め、みんなは後ろに倒れ込んでいく彼を支えることが出来ず、派手で鈍い音を立てて、北斗は強く床に叩きつけられた。
「ほく……？」
おずおずと近寄る大我がゆさゆさ北斗を揺らす。それを見て、俺たちも駆け足で周りに集まった。
幸い意識はあるようだったけれど、「俺は大丈夫だから、樹を」って息絶え絶えで言うものだから、かなり追い詰めさせてしまったと、自分を1発殴ってやりたい衝動に駆られた。
実際問題、そんなことしてる暇などない。言葉を失っている慎太郎を、樹の方へジェシーに連れていってもらって、
慌てふためいてる大我を落ち着かせながら、北斗の状態を確認する。
「うわっ、あつっ。
…ったく、倒れるまで我慢すんなよ、マジで」
ちがう、か。
頼るのが下手な人間だって、そんなの昔っから知ってる。……気づいてやれなかったのが悪いんだ。
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tiroru(プロフ) - ばーん。さん» ありがとうございます。了解です。ゆっくり待っていますのでばーんさんのペースでよろしくお願いします。 (2020年4月12日 12時) (
レス) id: b6a5c69903 (このIDを非表示/違反報告)
ばーん。(プロフ) - tiroruさん» 了解致しました！ お待たせしてしまうかと思います。少々お待ち下さいませ。 (2020年4月12日 1時) (レス) id: 6373f24c9d (このIDを非表示/違反報告)
tiroru(プロフ) - 2編目への移行おめでとうございます。いつも楽しく見ています。リクエストなんですけど、北斗くんが役作りでダイエットをしていて拒食みたいになってしまい、youtubeで食べる企画の時に苦労していまうというのがみたいです。可能であればお願いします。 (2020年4月12日 0時) (レス) id: b6a5c69903 (このIDを非表示/違反報告)
ばーん。(プロフ) - ry_ryさん» 了解致しました！ 全然大丈夫です。ありがとうございます。少々お待ち下さい〜 (2020年4月11日 10時) (レス) id: 6373f24c9d (このIDを非表示/違反報告)
ry_ry(プロフ) - コメント失礼します。いつも楽しく読ませて頂いてます！もし可能でしたら、京本くんが体調不良になってしまって、北斗くんが心配するみたいなのが見たいです（ ; ; ）！出来たらで大丈夫ですので、ご検討お願いします！ (2020年4月11日 1時) (レス) id: 226a24f45a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばーん。 | 作成日時：2020年4月10日 1時
