Make You Mine

25 ページ25

玲於 side


俯いて顔あげないA。




A「････わたし、亜嵐くんがすき。」







知ってるわそんなん。









A「でも、玲於のことも、すき。」






･･････え？





A「･･玲於？何固まってるの？」



玲於「え。ちょっとまって、は？」



A「なあに、もう。そういう意味じゃないし、ばか。」








･･･････うわ〜こいつ。わっるい女だな〜。





A「亜嵐くんだいすきだけど、玲於と気まずくなるほうがやだし、」



A「ちゃんと、するから。」








真剣に、俺の目をみて伝えるA。









絶対、俺の方振り向かせるわ。







A「玲於は、私をすきでいて。」



玲於「････ほんっと、お前。」







わがままだし、ばかだしちびだし、細いくせによく食うし、






････かわいいし。









俺だって、A離れしようとして、違う女の子と付き合ったことあるよ？







けどさ、結局ここが1番なんだよ。









玲於「･････とりあえず俺、酒飲むわ。Aは？」



A「私ものむ、カシスオレンジ。」



玲於「お前、酒までぶりっ子してんの？まあいいわ、食いたいの適当に言って。」









Aのカシオレと、俺のジンフィズ頼んで、






あとはまあ、俺はハンバーグ頼んだ。





A「私もハンバーグ食べようと思ったのに！」



玲於「うるっせえ。お前も頼めばいいじゃん。」



A「玲於のもらうからいい。ん〜、じゃあ私、カルボナーラください。」









こいつ、なんで俺があげる前提なわけ？

26→←24

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す