そつぎょう。 ((じゃんぷ))

＊ ページ15

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宏太｢そうだったの？｣






｢うん、(笑)｣






宏太｢……可愛すぎるでしょ、｣






そう言った宏太の顔は
いつも以上にふにゃふにゃな笑顔で。


そんな宏太の笑顔を見て私も幸せだな、って。
宏太のこと好きになってよかったな、って。







宏太｢俺今、すっげー幸せ！｣






｢私も！｣






薮先生から、いつの間にか
宏太って呼ぶようになって。



ちょっとずつだけど、
宏太も料理をするようになって。







宏太｢……んね、A？｣






｢ん？｣






宏太｢Aが大学卒業したらさ、
……一緒に暮らしませんか？｣






｢っ、｣






宏太｢今年でAも20歳だし。
卒業したら一緒に暮らそう？｣






｢いいの？｣






宏太｢ん。
だってずっと一緒にいたいし、｣






そんなのさ、






｢私もずっと宏太と一緒にいたい！｣






断る理由が何も見つからないよ。



最初はかなうはずないって思ってたけど、
ずっと先生のこと好きで
歴史の勉強頑張ってよかったな、なんて。







宏太｢……愛してる、｣







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しゃかいのせんせ。 END

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