そつぎょう。 ((じゃんぷ))

＊ ページ12

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｢……もうっ、どこ！｣






卒業式終わり。
皆と早めにバイバイした私。


薮先生を探すために
校舎内を1人でウロウロしてた。






『あっ、A！』






｢ん？
……あっ、八乙女先生！｣






光｢……図書室。｣






｢……え？｣






光｢薮、探してんでしょ？｣






｢……ありがとうございます！｣







どうして図書室だって気づかなかったんだろう。
いつも2人でいた場所なのに。







光｢卒業、おめでとう｣






｢ありがとうございます｣






光｢薮のお世話、よろしくね？｣






｢っ、……はい(笑)｣







八乙女先生には、
付き合って3ヶ月くらいでバレた。


2人で図書室にいる時。
……薮先生が私を抱きしめてる時。






光｢……何、やってんの｣






｢あっ、えっと……｣






宏太｢俺の大事な人｣






｢えっ、と｣






光｢薮、自分が何言ってるか分かってんの？｣






宏太｢分かってるよ。
……自分でもビックリするくらい
止められなかったんだよね。

……光、ごめん。あのさ、｣






光｢……言わねーよ！(笑)
なーんか最近、幸せそうだなぁと思ってたら｣







バレないように、程々にね？
困るのは薮だけじゃないよ。



って、八乙女先生は見守ってくれてた。







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