Another Strawberry−2− 【stpr】【マフィア】

… ページ30

声と共に男が吹っ飛んだ
何者かが男を蹴り上げたのだ

？「大丈夫！？」

この声は･････――――――






『･･･莉犬！！』




そう
男をダウンさせたのは莉犬だったのだ
莉犬は「え、女の子！？何で！？」と驚きつつも僕達の縄をほどいてくれた

『ど、どうして･･･。言ってなかったのに･････』

莉「あぁ。実は、訓練を抜け出した時のるぅちゃんの様子が変だと思って、訓練終わりにスマホのGPSを見たらここで止まってた。それで、何かしようとしたるぅちゃんが捕まったりしたんじゃないかって確信したんだ」

『さ、流石･･･』


すると、縄をほどかれた今日花ちゃんが目をキラキラさせて「お兄さんもルートマンの仲間なの！？」と莉犬に詰め寄った

莉「ル、ルートマン･･･？」

『･･･僕が助けようとした時そう名乗ったの･････』

僕は恥ずかしながらもこっそり耳打ちした
莉犬も「あぁー･･･w」と察してくれたようだ

莉「そ、そう！俺は君とルートマンを助けに来た、リーヌマンだよ！」

『さぁ！この悪者はもうスパイの本部へ連れて行くから、今日花ちゃんもリーヌマンと一緒にお家に帰ろう！』

今日花「うん！」



その後、僕は近くの交番に男を突き出して、莉犬は今日花ちゃんを自宅へと送り届けた
今日花ちゃんは「ルートマンにもありがとうって伝えて！」と笑顔で言ったらしい

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