Another Strawberry−2− 【stpr】【マフィア】

＃8 記憶の決別 ページ22

−るぅとside−

夏も終わりかけ、徐々に過ごしやすくなってきたとある日
俺達は都内のあの(・・)倉庫へやって来ていた

ここに来た理由はもちろん･･･


さ「おらころん！動き遅くなってっぞ！」

こ「それはどうかな･････っと！」

さ「げっ･･･。お前ナイフ隠し持ってんのズルだろー！！」

な「頑張れー！2人共ー！」

いつもの訓練だった

しかし、今回訓練をやろうと言い出したのはなーくんではなく、莉犬だった

な「意外だったよ〜莉犬君が『訓練をしてほしい』って頼んでくるなんてね」

莉「いや･･･。


俺、痛感したんだ。

この間の事件で」


莉犬の言うこの間の事件とは、1週間程前に莉犬が遭遇したコンビニ強盗の事だろう
あの時莉犬は、強盗犯の1人に捕まりかけてしまったのだ
それを根に持って、もと強くなりたいと訓練を頼んだようだ


莉「だからぜひ！！お願いします！！」

すると、対戦相手のなーくんが「へへっ」と笑って言った

な「やるからにはマジで行っちゃうよ〜･･･？『メテオ』『メテオ』『メテオ』どれが良い？」

ジ「いや何やねん『メテオ』って･･･。てか選択肢それしかないやんけ･･･」

･･･病み上がりのジェル君にちょっと同感･････

ちなみに莉犬の解答は･････？



莉「『鬼メテオ』でお願いしますっ！！！」





“鬼”とは

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