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「いいえ、違います。知らない人です……。さっきからストーカーされていて困っていて、」
本当に困ったように、彼女は表情を作る。か弱くて、庇護欲をそそられる可愛い女の子。ショッピを突き飛ばしたルディオは、Aの肩に腕を回す。
「すっげぇ可愛い女見っけ！俺と遊べよ。俺は、D国の幹部だぞ」
調べ通り、情報をすぐに吐いてくれそうな馬鹿で利用価値のある男だ。
「まぁ、素敵。強い人、大好きなの、私。こんな汚い男置いて、早く行きましょう。私を満たして…？」
「くっは、イイ女！もう興奮してきたぜ。名前は？」
「アムールです。貴方は？」
「ルディオだ」
「ルディオさん、素敵」
Aは指文字でショッピに指示する。尾行しろ、そして2時間稼ぐから、その間に車を用意しろ、と。ショッピは頷いて尾行を開始する。
それにしても、驚いた。まさか彼女があそこまで演技力が高いとは。そしてショッピのミスを自然にカバーする能力。何より、どんな男でも引っかかる容姿。
「このホテルか」
「ルディオさん、私、こういうの初めてで。緊張しているの。何か緊張を解すお話とかないですか？」
「俺の武勇伝、聞かせてやるよ！」
「ありがとうございます」
1時間ほど武勇伝を聞かされたあと、キスをせがまれる。Aはキスでルディオを骨抜きにし、脳ミソの働きを停止させる。
「ねぇ、D国の次の目標ってどこなの？我々国？」
「いや、あそこよりもQ国に集中したいから、我々国は後回しだ。あわよくば、同盟を結べたらいいと思ってる……ん、なんでそんなことを聞くんだ？」
「さあ？」
パァンと乾いた発砲音が響く。口内をよく洗浄したあと、髪の毛1本も残さずに自分のいた形跡を消して、ホテルを去る。ルディオは目を開いたまま死んだ。
「莫迦な男」
ホテルを出たすぐ前に、ショッピが用意した車が。
「おつかれさん」
「全く、これだからバカは。尻拭いしてあげたんだから、感謝してよね」
「へーへー。空港行けばええ？」
「やっぱり滞在しましょう。夜に戻るのは面倒だわ。それと、寝たい」
「同感」
ショッピは近くの安いホテルを探して、そこに入る。
「汚らしい場所ね」
「我慢しろ。トントンさんに無駄な出費は抑えるよう言われてんねん」
2人は部屋に入った時、初めて気づいた。同室って色々やばくないのだろうか、と。
「ベッドは……1個……!!!」
「じゃあ私が使うわ」
「え゛。俺も使いたいんやけど」
「なら2人で寝る？」
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名無していう名前の名無し - しゅ、しゅきれぇしゅ‥‥‥。翻訳 やっばばばばば、ワイのドンピシャｷﾁｬｰーーーーー神すぎる‼︎‼︎好きです‼︎‼︎。 (8月11日 15時) (
レス) @page50 id: cfc3f2d0fe (このIDを非表示/違反報告)
けんまおし1016(プロフ) - スッゴい面白かったし最高でしたぁぁぁ!!!まじで神ですね!!!! (2022年12月10日 13時) (レス) @page48 id: 92260459e9 (このIDを非表示/違反報告)
有栖川.(プロフ) - 完結おめでとうございます！！！！かわいい愛のお話だったなあとしみじみ感じております。ありがとうございます。ひよこの子様の作品の主人公ちゃんってみなさんお可愛いですし生き方に尊敬してます。ありがとうございます。体調にもお気をつけください。好きです。 (2022年9月25日 10時) (レス) id: 0350dafbfb (このIDを非表示/違反報告)
みずき - ん“ん”ん“！！！ック…！どう”どい“！！完結おべでどうございまず！！(泣) (2022年9月25日 2時) (レス) @page45 id: 129e1b5429 (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - むむさん» 教えてくれてありがとうございます、これから気おつけますm(*_ _)m (2022年9月25日 0時) (レス) id: 07b6abd3f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこの子
| 作者ホームページ：
作成日時：2022年9月14日 17時
