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プロポーズは無事成功。あの後、レストランの店員さんまで泣いとった。Aは車に乗った後もずっと泣いとって。落ち着いたと思ったら、ゾム君と出会えて良かっただなんて、ホンマに嬉しいこと言ってくれて。
プロポーズの翌日、Aと役所に行った。Aは友人二人に。俺は、グルッペンとシッマに証人を頼んだ。珍しく、あのシッマが感情的に瞳を揺らし、ガシッと抱き着いてきた。バシバシと痛いほど背中を叩かれ、呼べよ、結婚式。と一言。
「呼ぶに決まってるやん。それと、離れろや。男からのハグで誰が喜ぶねん」
「俺はお前とAさんの出会いを見た本人やからな。感動ムービーでも作ったろか？」
「いや、要らん」
グルッペンもグルッペンで、らしくなく、おめでとう。と素直に祝ってくれた。素敵な嫁さんだな。と言われ、とことん自慢したった。
そして、今俺らは式場に居る。部屋でタキシード着て、式場の扉を開ける。ヴァージンロードをゆっくり歩いとると、皆が写真撮ったり動画撮ったりしながら笑っとる。
「おい、ゾムー、幸せにしろよ〜!!!」
式場に響き渡るような大声で言ったシッマは、大先生達にタコ殴りにされとる。
祭壇に着き、Aを待つ。Aは親他界した言うてたから、入ってきた瞬間に、俺が迎えに行く。そんな演出をお願いしたら、式場の人は快く引き受けてくれた。
そして、ようやくAが入ってきた。
「っ!!!」
綺麗や。純白のドレスに身を包んだAは、さながら天使。ヴェールを被っていても溢れ出る美しさと気品、可愛さは、式場の皆を魅了した。
「A」
スっと手を伸ばすと、Aがゆっくり俺の手を取る。2人でヴァージンロードを歩いて、祭壇に上がる。
指輪交換や誓いの言葉を終わらせ、Aにキスをする時が来た。いつもは軽くしとるキスも、皆の前やとなんだか恥ずかしい。
ソっとヴェールをあげて、プルんとしたAの唇にキスをする。
「……良かったなぁ……」
メンバーのすすり泣きが聞こえる。お前らそんなに涙脆い奴ちゃうやろ。
この後は披露宴。皆がワイワイと盛り上があっている。写真撮影となった時、目立ちたがり達がやって来た。
「Aさん。まさかこんなんになるとはな」
「私もあの時は思いませんでしたよ、ロボロさん」
「ゾム。彼女は知っているのか？俺らのこと」
「話した。でも、受け入れてくれた」
「そうか」
久しぶりに見た。グルッペンの優しい笑顔。
「ゾム君」
「ん？」
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ただの一般人。 - 今までにない展開がたくさんあって、とても面白かったです！！好きすぎて、何回も読み返しては感動。を繰り返しています。完結が惜しいですが、幸せになってくれたのでOKです！ (11月25日 22時) (
レス) @page49 id: adc31b39f1 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - めっちゃ泣いたンゴ…！！天才ですね！ (7月25日 15時) (レス) @page31 id: 2a8bacdc50 (このIDを非表示/違反報告)
ねお(プロフ) - とてつもなくしゅき…尊すぎて言葉が出ないﾝｺﾞｫｫｫ！ところでご報告なのですが、テラーでこの尊い尊い作品に似たものがございまして…。もしかしたらひよこの子様のパクリなのでは？と思いコメントさせて頂きました。ご確認の程よろしくお願いいたします (7月21日 17時) (レス) id: c2f9d03b74 (このIDを非表示/違反報告)
ここなつぁ。 - めっちゃ好きです…！夢主ちゃんと、zmさんの愛らしい恋物語が描かれていて、なんだかほっこりしました、笑。これからも頑張ってください！ (2023年4月16日 22時) (レス) @page50 id: d72a0ee724 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆのこ(プロフ) - この作品好きすぎて何度も読み返してます。3は超えました。これからも読み返します。本編のネックレスを探すとこもご飯食べているとこも好きなんですが番外編の子供たちは本当にお気に入りです。子供たちに脅威さんのむっつりなところが遺伝してないことを願ってます。 (2023年1月6日 0時) (レス) @page50 id: 803f58ab86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこの子
| 作者ホームページ：
作成日時：2021年9月2日 18時
