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ヴィーンとドライヤーの音がする。コネシマさんの男らしい大きな手が髪を滑る。国民的俳優に髪を乾かして貰うなんて贅沢すぎる。
「なんで、コネシマさんはこんなに優しいんですか？」
「え？なんて？」
「だからー！なんで！コネシマさんは！こんなに！優しいのか！って！」
「ああ、そりゃーーーー、なんでや？」
「知りませんよ」
コネシマさんは元々声が大きいから張らなくても聞こえやすい。こういうの雑にやりそうなのに、コネシマさんは丁寧に私の髪を乾かしてくれる。
「……同情、というか重ねたんやろ。俺に」
「どういうことです？」
「俺も家庭環境あんま良くなかったんや。小さい頃はばあちゃん家で過ごして、親は俺のこと全く見てくれんかった。挙句、俺を捨てた……!!!!」
「コネシマさん……」
「似とるから、なんとなくお前の話聞いた時、助けてやりたいと思ったんちゃう？」
「そうですか」
運命だとか、お前は特別だから、とかそんな漫画みたいな展開じゃなく、ただ単に似てるから。欲を言えば、可愛かったから、とかそういう理由が良かったな、なんて。
「A。まだお前の部屋できてへんから、そこのソファで寝て。ん、髪乾かせた。ええ感じやん。お前、今俺と同じ香りやで」
「っ、なんですぐそうやって……」
「反応がおもろいんやもん」
「ちなみにあのシャンプー、いくらするんです？」
「そんな高級なの使ってへんよ。えーっと確か」
「お金持ちって凄いですね」
「凄ないわ」
大きなソファに寝転がって、コネシマさんが貸してくれた布団をかける。うーん、私の家の布団よりもこのソファの方が寝やすそうなのは何故？
「ソファが嫌やったらベッドで寝るか？」
「ベッドあるんですか」
「俺のやけど」
「じゃあいいです」
「えー、ええの？俺と一緒に寝るの嫌なん？」
ニヤニヤしながらコネシマさんが私の髪を撫でる。そして、バッと布団を剥いでバスローブの中に手を忍び込ませてきた。手馴れてやがる。温かくて大きな手で腰を撫でたコネシマさんは、私の耳にキスをした後低い声で言う。
「俺、抱かれたい芸能人ランキング、3年連続ナンバーワンやで？」
「だからなんですか！か、からかわないでください！」
「茹でダコみたいやな。ホンマにええの？一生に一度のチャンスやで」
耳を甘噛みし、首筋を舐め上げながら問うコネシマさん。
「っ、ん、大丈夫、です」
「っ、余計唆るわ。そんな顔されたら」
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まっくろしろすけ - 最初にマグロって出てきて「わ！マグロや！」ってなりました！（なんでマグロでわー！ってなってるのかわかるひとには分かると思う！）この小説好きです！ (8月5日 0時) (
レス) @page15 id: 017cec3e53 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - あえ？完結しちゃった…。いや、喜ばしいことなんだけども！好きな小説が終わっちゃうと少し寂しいですね…。次回作も期待してます！ (7月23日 15時) (レス) @page43 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - ？？？？？？？？？？？？？？神かな？？？？？？？？？？？？あ、神だったわ。…周回しよ……。 (5月15日 23時) (レス) id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - ふふふふふふふふふふふふふふふ嫉妬する夢主ちゃん可愛い(´∀｀*)ｳﾌﾌ動けない…？あっ…(察し)二人共お幸せに〜楽しめよ〜 (4月27日 22時) (レス) @page42 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
しょしょ - kn夫婦てぇてぇ… あの女子高生分かりみが深すぎるんじゃぁ〜 (2023年4月14日 22時) (レス) @page41 id: 275501d424 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこの子
| 作者ホームページ：
作成日時：2023年3月25日 14時
