番外編:嫉妬＝????? ページ42
映画でも見ようと思ってビデオ屋さんで借りてきたコネシマさん主演の映画。アクション要素多めとゾムさんに聞いていたから、安心して見れる。コネシマさんは眠そうにしながら私のところにやって来て、私の腿に頭を乗せて寝だす。
「A、一緒に寝ようや」
「待って、今いいところ……わっ、バク転した！かっこいい！！い、今のセリフも表情も！かっこいい……！！」
「そんなAが可愛い」
デレデレとした顔で私の頬をぷにぷにと指で触るコネシマさん。アクションシーンが終わり、余韻に浸っていると、いきなりコネシマさんと綺麗な女優さんとの気まずいシーンが流れ出した。
「……なんでこんなシーンが」
「俺がハニートラップかけられてるシーンやな！マフィアでも女には弱いって設定やから」
「へぇ」
リモコンはどこだろうか。あ、あった。リモコンを手に取り、早送りにしようとすると、コネシマさんに止められる。
「見ないん？」
「気分悪くなるので」
「っはは、嫉妬してるんや。可愛い」
グシャグシャっと私の頭を撫でると、コネシマさんは起き上がってテレビを消す。そのまま私を押し倒すと、唇を貪る。
「んっ、は、」
「寝ようと思ってたんやけど、Aが可愛ええから勃 ってもうた」
笑いながらコネシマさんは固くなったものをゴリゴリを当ててくる。怒ろうとすると、すかさず口を塞がれる。私の体を撫でる手は大きく、男らしくて胸がときめく。
「……あの、コネシマさん、そろそろ欲しくないですか？子供」
勇気をだして切り出すと、コネシマさんは高速で瞬きしたあと、クシャッと顔を歪める。嬉しそうに、愛おしそうに私を抱き締めて。
「嬉しい。勇気出して言ってくれてありがとうな。でももう少しだけAと居させて。Aを独り占めさせて。妊娠すると、Aに触れられんくなる。変に触ったら俺、絶対我慢出来んくなって、襲ってまう。だから、まだ俺だけのAを堪能したいねん。半年、半年でええから」
「分かりました。いっぱいいっぱい愛してくださいね。私もコネシマさんに触れられなかったら寂しくて死んじゃいますから」
「……ズルいやろ、それ。今日はもう止まれへんわ。泣いても叫んでも、気ぃ失っても付き合えよ。Aが煽ったんやからな」
上着を脱いで、指をペロッと舐めたコネシマさんを見て、私は明日動けない未来を見た。
fin
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まっくろしろすけ - 最初にマグロって出てきて「わ！マグロや！」ってなりました！（なんでマグロでわー！ってなってるのかわかるひとには分かると思う！）この小説好きです！ (8月5日 0時) (
レス) @page15 id: 017cec3e53 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - あえ？完結しちゃった…。いや、喜ばしいことなんだけども！好きな小説が終わっちゃうと少し寂しいですね…。次回作も期待してます！ (7月23日 15時) (レス) @page43 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - ？？？？？？？？？？？？？？神かな？？？？？？？？？？？？あ、神だったわ。…周回しよ……。 (5月15日 23時) (レス) id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - ふふふふふふふふふふふふふふふ嫉妬する夢主ちゃん可愛い(´∀｀*)ｳﾌﾌ動けない…？あっ…(察し)二人共お幸せに〜楽しめよ〜 (4月27日 22時) (レス) @page42 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
しょしょ - kn夫婦てぇてぇ… あの女子高生分かりみが深すぎるんじゃぁ〜 (2023年4月14日 22時) (レス) @page41 id: 275501d424 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこの子
| 作者ホームページ：
作成日時：2023年3月25日 14時
