番外編:重い愛 ページ39
コネシマさんがお風呂に入っている間に、前から見たかったゾムさん主演のドラマを見よう。彼が居ると拗ねてしまうから。録画していたそれを再生すると、早速刑事役のゾムさんが事件を発見するところから始まる。しばらくして犯人と鉢合わせて、バトルシーン。アクロバティックな動きは惹かれるものがある。
「かっこいいなぁ」
「誰が？」
「ゾムさんですよ。っ、コネシマさん！？」
「あれくらいの動き、俺もできるし」
ピッとテレビを消したコネシマさん。パンツ一枚に首からタオルを下げて出てきた彼は、明らかに不機嫌だ。
「な、なんで服を着て出てこないんですか！！」
「そんなんどうだってええやろ」
「んむっ」
咥えていたアイスを私の口に突っ込むと、コネシマさんは私の座っている下に手を滑り込ませて抱き上げる。向かう先はもちろん寝室。
「こ、コネシマさん！貴方明日の朝早いんじゃ…」
「うるさい。俺が抱きたいんや。ゾムより、俺の方がかっこええやろ」
「それは勿論です！」
「お、分かっとるやん」
一気に機嫌が治ったコネシマさん。ふわっと優しく私をベッドに下ろすと、ベッドに放り投げられた私の手に指を絡ませて握る。私に覆い被さると、コネシマさんは私の首筋に口をつける。
「待っ」
「待たへん」
チュッと首を吸われ、コネシマさんの吐息が首にかかる。思わず体が跳ねると、コネシマさんは慈しむような目で私を見下ろして頭を撫でる。
「可愛ええな。お前は俺だけ見てればええ。Aはもう俺のもの。俺だけのAやから」
コネシマさんに付けられたキスマークを人差し指でとんとん、と触られる。ペロッと舌なめずりをしたコネシマさんはギュッと私を抱き締める。
「どこにも、行かんで」
「コネシマさんこそ。美女に囲まれて、浮気しないでくださいね」
「はぁ？お前アホか。美女とかどうでもええ。女なんてA以外同じ顔しとるやん。俺が愛してんのはAだけ。俺の妻はお前だけ。分かった？」
「ストレートに言われると、恥ずかしいですね」
「可愛ええ。その顔、俺以外に見せんなよ。やっと俺のものになったんやから、手離したくない」
そう言うとコネシマさんは、私の頬に手を添えてキスをする。
「ん、ふぁ、っ」
「っは、ええ顔するやん。明日早めに帰ってくるからええ子にして待っといてな」
「美味しいご飯を作って待ってますね」
「ん、楽しみにしとる」
クスッと笑ったコネシマさんは、ゆっくり私の服を剥いでいった。
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まっくろしろすけ - 最初にマグロって出てきて「わ！マグロや！」ってなりました！（なんでマグロでわー！ってなってるのかわかるひとには分かると思う！）この小説好きです！ (8月5日 0時) (
レス) @page15 id: 017cec3e53 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - あえ？完結しちゃった…。いや、喜ばしいことなんだけども！好きな小説が終わっちゃうと少し寂しいですね…。次回作も期待してます！ (7月23日 15時) (レス) @page43 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - ？？？？？？？？？？？？？？神かな？？？？？？？？？？？？あ、神だったわ。…周回しよ……。 (5月15日 23時) (レス) id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - ふふふふふふふふふふふふふふふ嫉妬する夢主ちゃん可愛い(´∀｀*)ｳﾌﾌ動けない…？あっ…(察し)二人共お幸せに〜楽しめよ〜 (4月27日 22時) (レス) @page42 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
しょしょ - kn夫婦てぇてぇ… あの女子高生分かりみが深すぎるんじゃぁ〜 (2023年4月14日 22時) (レス) @page41 id: 275501d424 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこの子
| 作者ホームページ：
作成日時：2023年3月25日 14時
