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「こ、コネシマ……さん」
「どしたん？顔真っ青やで。また体調悪いん？大丈夫か？」
「ど、どうしよ。バレちゃ、バレちゃった」
私が震える手で電話を差し出すと、コネシマさんは訝しみながら受話器を受け取る。電話越しにトントンさんと話しながら、コネシマさんは安心させるようにずっと私の背中を摩っていてくれた。
「おん、おー、そうか。……各所には俺が話をつけとく。ああ、気にすんな。法に触れるようなことは一切してへんからな。後ろめたいことなんか一切ないわ。こんなことで騒ぐ方がおかしいねん。まぁ、ありがとうな」
コネシマさんは電話を切ると、私に笑いかける。
「朝飯まだ？」
「あ、作ってます。コネシマさん、その、ごめんなさい」
「なんで謝んねん。やめた方がええで、悪くないのに謝んの」
「私と一緒に歩いてたから」
「あーもう！俺に自由は無いんか？人間やからあってええやろ？女と飯を食いに行く。誰だってやってることやん。浮気した訳でもない。未成年と飯食った訳でも無い。そんなこといちいち気にすんな！」
「そう、ですよね。ドラマとかに影響は」
「無いんちゃう？ネットで騒いどる奴は全員俺のファンやろうし」
いつもと変わらない様子で朝ごはんを食べるコネシマさんを見ると、慌てていた私が馬鹿に思えてくる。確かにコネシマさんは女とご飯を食べただけ。変なことはしていない。
大丈夫か。
「じゃ、いってきまーす」
「気をつけて」
「んー。A。今日は肉じゃががええ」
「りょーかいです！」
コネシマさんが出て行き、今日が始まる。掃除洗濯その他諸々。家事を終えて、ソファにひっくり返ってネットを見る。確かにコネシマさんとのことが話題に上がっていた。
『コネシマ君の演技が最近良くないのは、この女のせい！』
『めっちゃ可愛いわけでもないのに、なんなの？』
『コネシマ君にとって邪魔でしかない！』
「だからシマ君最近テレビ出演少なかったんだ。うわ、邪魔すぎ』
『この女のせいで、コネシマ君主演だった映画が変わっちゃった！超最悪！！』
ああ、見なければよかった。
コネシマさん、私のせいで主演映画無くなっちゃったんだ。演技も良くなかったんだ。出演減ったんだ。
改めて現実を見直すと、やっぱり私はショッピさんの言う通りコネシマさんの癌なのかもしれない。居ない方がいいのかもしれない。これ以上ここに居ても、コネシマさんの迷惑になるだけだ。
ただの居候が、夢見て。バッカみたい。
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まっくろしろすけ - 最初にマグロって出てきて「わ！マグロや！」ってなりました！（なんでマグロでわー！ってなってるのかわかるひとには分かると思う！）この小説好きです！ (8月5日 0時) (
レス) @page15 id: 017cec3e53 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - あえ？完結しちゃった…。いや、喜ばしいことなんだけども！好きな小説が終わっちゃうと少し寂しいですね…。次回作も期待してます！ (7月23日 15時) (レス) @page43 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - ？？？？？？？？？？？？？？神かな？？？？？？？？？？？？あ、神だったわ。…周回しよ……。 (5月15日 23時) (レス) id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - ふふふふふふふふふふふふふふふ嫉妬する夢主ちゃん可愛い(´∀｀*)ｳﾌﾌ動けない…？あっ…(察し)二人共お幸せに〜楽しめよ〜 (4月27日 22時) (レス) @page42 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
しょしょ - kn夫婦てぇてぇ… あの女子高生分かりみが深すぎるんじゃぁ〜 (2023年4月14日 22時) (レス) @page41 id: 275501d424 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこの子
| 作者ホームページ：
作成日時：2023年3月25日 14時
