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なんでコネシマさんが。ファン、ストーカー。テレビ。段々と点と点が線で繋がれて行く。このドラマに出演している俳優は、もしかして、もしかしなくても。
『俺を……俺を捨てるな！！！』
彼がそう叫んだところで、ドラマが終わる。エンドロールをじっくり見ていると、確かに【コネシマ】の文字が。
マジじゃん。
午後7時頃、コネシマさんは帰って来た。リビングに来た瞬間に、彼に質問を投げる。
「俳優さんだったんですね」
「おん、今更？」
「知らなかったんですー！あ、冷蔵庫の方見たんですけど、鮭無かったので今日はあるもので夜ご飯作ってみました。調理器具が少なすぎるっていうクレームは受け付けてくれますか？」
「おーおー。ええやん、美味そう。俺オムライス好きやで。ばあちゃんのオムライス大好きやねん」
「聞いてない……」
「いただきます。Aのオムライスはばあちゃんのオムライスに勝てんのか？」
真面目な顔で言うんだから、この人は面白い。
「美味い！俺、Aのオムライスも好きや！」
子犬のような笑顔で褒めてくれたコネシマさん。もっと冷酷な人かと思っていたけど、可愛い一面もあるんだな。
「お前は食わんの？」
「もう食べました。一緒に食べるの嫌でしょうし」
「別に、そんなことないで」
少し拗ねたように呟いたコネシマさんは、食べるペースを落とさず、あっという間に食べ終えた。
「あ、コネシマさん」
「何？」
「可愛いことになってますよ。お弁当付いてます」
「え？」
コネシマさんは左側を必死に舌を伸ばして取ろうとしているが、付いているのは右側だ。
「そっちじゃないです、こっち」
コネシマさんの口元に手を当てた瞬間、コネシマさんの舌が指に触れる。
「みっ！？」
「みっ、てなんや。どういう驚き方やねん」
ペロッと米粒を食べたコネシマさんは、破壊力の高い顔面で微笑むと、私の額を指で小突く。
「お前、男慣れしてへんやろ。顔真っ赤やで。惚れたん？出てく？」
コネシマさんはワザと顔を近付けて私の耳元で囁く。
「意地が悪いですよ！！」
「っはは、すまんすまん」
彼の胸板を思い切り押して後ずさりすると、コネシマさんは豪快に笑って見せた。こんな風に笑う人なんだ。
「あ、コネシマさん。明日鮭買いに行きたいんですけど、お金とかって……」
「ん？ちょっと待ってな」
コネシマさんは部屋の奥に消えると、分厚い茶封筒を持ってきた。
「足りんかったら言え。それ小遣いな」
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まっくろしろすけ - 最初にマグロって出てきて「わ！マグロや！」ってなりました！（なんでマグロでわー！ってなってるのかわかるひとには分かると思う！）この小説好きです！ (8月5日 0時) (
レス) @page15 id: 017cec3e53 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - あえ？完結しちゃった…。いや、喜ばしいことなんだけども！好きな小説が終わっちゃうと少し寂しいですね…。次回作も期待してます！ (7月23日 15時) (レス) @page43 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - ？？？？？？？？？？？？？？神かな？？？？？？？？？？？？あ、神だったわ。…周回しよ……。 (5月15日 23時) (レス) id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - ふふふふふふふふふふふふふふふ嫉妬する夢主ちゃん可愛い(´∀｀*)ｳﾌﾌ動けない…？あっ…(察し)二人共お幸せに〜楽しめよ〜 (4月27日 22時) (レス) @page42 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
しょしょ - kn夫婦てぇてぇ… あの女子高生分かりみが深すぎるんじゃぁ〜 (2023年4月14日 22時) (レス) @page41 id: 275501d424 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこの子
| 作者ホームページ：
作成日時：2023年3月25日 14時
