【d!】青春謳歌のnページ【合作】 (ページ23)

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私はその日から1週間悩み続けた。
そして、やっと覚悟を決めることができた。
もう後戻りはできない。
私はこの気持ちを伝えるんだ！………………。

…まぁしかし、いざ伝えようと思ってもなかなか踏ん切りがつかない。
結局また1日悩んでしまった。
でも大丈夫だよね？だって、私と彼はただの友達なんだから……。

そんなことを考えながら登校すると、教室には珍しく彼の姿があった。
普段ならギリギリまで来ないはずなのにどうしたのだろうと思っていると、彼は自分の席に座るなり寝てしまった。
いつもなら生徒会室に行ってるのに…？

(これは神様からのメッセージなのか！？)

私はそう思って、早速彼に話しかけることにした。
だが、いざ話そうとすると緊張で声が出なくなってしまう。
そこで私は深呼吸をして心を落ち着かせることにした。
スーハースーハー……よしっ！私は小さく気合を入れると、彼の肩をトントン、と叩いた。

「……ん、ん…Aやん。…どうしたん…？」

起こしてしまったことに少しの罪悪感を覚えつつ、二人だけの教室で、ゆっくり＿息を吸って＿＿

「オスマン！さっきは俺が悪かったっ！！！」

言おうとすると同時に教室の扉が開かれた。
そこに立っていたのは生徒会長で、おそらく何かあったからマンちゃんがここに居るのだろうということは容易に分かった。
…そして、仕事に行かないといけないと言うことも。

『ごめんね起こしちゃって。…いいよ、行ってきて。』

そう言うと、「すまんな。」とだけ言われて教室を立ち去られる。
…はぁ、やっぱり脈無し…なのかな。
彼に渡そうと考えていた手紙をギュッと握り締めたからか、その紙は破れてしまった。

まるで、今の私の想いみたいに。