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ゾムの言葉に、Aはもっと彼が好きになった。ゾムは決してゾムを刺したことについては怒らなかった。ただAが自分自身を刺したことには怒ったが。
ゾムの回復力は凄まじく、一日で復帰していた。Aはまだ時間がかかるが、軍医総監という立場上簡単には休めない。痛みを我慢して医務室に立つ。
「んで？ゾムは今普通に訓練してる訳？」
「軽く30キロランニングした後、俺らと10回対人戦やったで」
訓練で怪我だらけになったシャオロンは、医務室で治療を受けていた。シャオロンからゾムの話を聞いているAは、呆れながらも楽しそうだった。
「おシャオ。とりあえず服脱いで」
「キャー！そうやって脱がせたがるのね！」
「脱げ」
「乗ってくれてもええやんかぁ」
「茶番に乗ってる間に、悪化したら困る」
「医者を全うしてて感動するわ。で、例のパーティー行くん？」
数日後、我々国で開催される大きなパーティーがある。男女での参加が条件となっているため、グルッペンに付き添ってAが行く予定となっている。
「護衛も2人まで来れるからね。皆も忙しいしゾムだけみたいだよ」
「それ絶対…まぁええわ。Aもオシャレするんやろ？」
「そりゃグルちゃんのお付だからね。下手な格好したら彼の顔に泥を塗ることになる。それは絶対避けたい」
「何着るん？」
「グルちゃんがマンちゃんに頼んで、凄い高いイブニングドレス買ったらしいよ」
「オスマンが選んだんやったら、絶対似合うわ」
Aは会話を続けつつ、シャオロンの治療を進める。いつもとスピードと丁寧さは変わらず。
「シャオロン細い癖に筋肉あるのムカつくね」
「お前は脂肪だけやもんな」
「君もデリカシー無いね。痩せようとは思ってる!!!」
「いや、太ってへんよ。理想的な体型ちゃう？俺が言うとる脂肪はここや」
シャオロンはAのたわわに実った胸を指さす。
「いいでしょ、別に！」
「ゾムに育てて貰わずともそのデカさか」
「別に引くほど大きくないからいいでしょ。言うてEだよ？平均よりちょっと大きいくらいじゃん」
「それでEなんや。Gくらいあると思ってたわ」
「馬鹿だなー」
「うるせぇ」
はい終わり、とシャオロンを医務室から出したAは、時計を見て椅子ごと医務室の扉の前に移動する。扉前でようやく立ったAは、戸締りをしてから重い足を引きずって総統室を目指す。早くエレベーター導入されないかな、と思っていると丁度いいタクシーを見つける。
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けんまおし1016(プロフ) - もうこの作品もまじで最高でした!!!!他の作品もみるのはもちろんお気に入り登録もしときました!もう最高でした!!もう言葉にならないです!!!!! (2022年12月11日 9時) (
レス) @page50 id: 92260459e9 (このIDを非表示/違反報告)
一条なつき(プロフ) - めちゃくちゃ良かったですひたすら鼻水ズルズル涙ドバドバで読ませて頂きました！！ (2022年10月7日 2時) (レス) @page45 id: 10435debae (このIDを非表示/違反報告)
黒輝 雷音⚡ - 途中emさんが舌打ちしながらカーテン閉めるのでめっちゃ爆笑しちゃいました！(笑)めっちゃ面白い作品でした！ (2022年9月26日 2時) (レス) @page45 id: a7e2765b25 (このIDを非表示/違反報告)
這い寄る脅威(プロフ) - ピくんーーーーー！！！www (2022年8月29日 0時) (レス) @page49 id: 0893c6b06a (このIDを非表示/違反報告)
コム＠スランプなう(プロフ) - 夢主可愛い…zmさんッ！僕にもその子貸しt)))←おまわりさーんこいつでーす 番外編ちょくちょくかいてくれるの嬉しいです😊 (2022年8月28日 13時) (レス) @page49 id: 0ee0aa5caa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこの子
| 作者ホームページ：
作成日時：2022年8月1日 20時
