第5話 ページ8
あの後、結界に囚われたまま広間?みたいなとこまで連れてこられた。
周りには黒を基調とした服を着た人…人?じゃないな。もしかしてこいつらも…
《上位の悪魔です。マスターの魔素量を上回っている者も居ります。》
やっぱり…やばいな、ここ。
散歩で来るようなところじゃなかった…。
と、そこに赤髪の男が入ってきた。
やばい、こいつ。めちゃめちゃ強い。
今まで会ったどんな魔物も比べ物にならない。
それこそ森の守り神とかいう暴風竜ヴェルドラといい勝負するんじゃないだろか。
その男は正面の玉座?に腰掛けた。
私に結界を張った悪魔がその横につく。
なるほど、側近的な立ち位置なのか。
「やぁ、初めましてだな。
オレは魔王ギィ・クリムゾン。知ってるか?」
この男が言った。
魔王!?そりゃやばいわけだ…。
だが申し訳ない。初めて聞いた名前だ。
男が問いかけたタイミングで私の口が自由に動くようになった。
「いえ、知らな…存じ上げません。」
タメで答えようとしたら周りの奴らから物凄い殺気を感じた。
もうなんなんだよこいつら。逃げ帰ってやろうか。
《告。今この状況から無事に里に逃げ帰れる確率…0.07%
仮に結界から脱することが出来たとしても、即座に捕まる可能性が高いです。また、次捕まれば生命の危険すらあるかと。
逃亡しますか?YES/NO》
いや、NOだよNO。それ聞いてYESって言うやつやばいだろ…。
「へぇ、そうか。それなりに名はしれてると思ってたんだがな。
で、お前どこの手の者だ?他の魔王か?それともどこかの国か?」
へ?何だか物凄い勘違いをされてる気がする…。
「いえ、私はとある里の戦士です。属する相手もいませんが…。」
「お前ほどの強者がか?…お前、種族は。」
「?鬼人です。」
「鬼人っていうとオーガの上位種族か。誰かに名付けでもされたか?」
「いえ、前世で死んで転生して…生まれた時から鬼人でした。あ、前世っていうのはこの世界じゃなくて…ここから見た異世界…?になるのかな。」
「ほう、お前、転生者なのか。そりゃあ面白い!
お前、大分珍しい生まれ方してるぞ。召喚者なら馴染みあるが転生者ってのは見たことねぇ。お前、面白いな。」
「はぁ…?」
「よし、気に入った。お前オレの配下になれよ。」
…はぁ!?
いきなり結界に封じ込めたかと思ったら次は配下になれだと?身勝手にも程があるわ。
悪いがこんなわけもわからんやつの下につく気は無いな。
強いのは分かるが忠誠を誓う気にはならん。
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ミィ - 16話なんですが、戦いを先に仕掛けた(?)のは、オーガの方だと思います。アニメを見れば、若(紅丸)が『はやとちりをしてしまった。』『許してくれ(セリフ全く違うけど意訳的な)』って言ってたから仕掛けたのはオーガだと思います。私もアニメを見て (11月15日 16時) (レス) @page19 id: cc284cb664 (このIDを非表示/違反報告)
紅白の巫女 - めっちゃ続いてるんだ…すごい。まだ途中だけど恋愛要素あるんですか? (11月9日 13時) (レス) @page8 id: ecef28fcbd (このIDを非表示/違反報告)
おもろー - 38話の上から4行めが、リザードマンではなくリザードンになっています。おもしろーー!!ー!ー (11月8日 21時) (レス) @page42 id: e900712ad7 (このIDを非表示/違反報告)
ウニャ - 守護者は(マモルモノ)ですか? (2022年7月8日 18時) (レス) @page4 id: cef953226b (このIDを非表示/違反報告)
ウニャ - 助言者は(タスケルモノ)ですか? わからないんです、教えてください! (2022年7月8日 18時) (レス) @page2 id: cef953226b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぬこ | 作成日時:2021年8月30日 22時